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駅から徒歩5分【国産松茸】を贅沢に使った料理を提供してくれるこだわりの生産者思いの料理店「赤坂剱持」

榎本房枝農業女子/野菜ソムリエプロ

農家はただ野菜を栽培するだけではなく、その先の食べる人たちのことを考えて、作る野菜の品種などを考えて作付けしていきます。前からお取引があった高級和食店の調理長は、常に生産者とつながり、第一次産業の農家さんたちがいなければ、俺たちの仕事はない!と言ってくれるほど、常に農家のことを考えてくれ、勉強のために、農園にも何度も足を運び、同僚や後輩を連れて農作業を手伝いに来てくれていました。そんな料理長が独立して自分のお店を乃木坂駅近くに出しました。大きい組織の看板がなくても、全国の生産者と繋がっているのは健在です。だからこそ、生産者からも好かれて、いいものを安く提供してもらえる環境にいる料理店は、おいしいものにありつける最高の場所でしょう。

貴重な松茸も全国の生産者から続々届きます!

立派なサイズの国産まつたけ
立派なサイズの国産まつたけ

取り引き先の飲食店へは、年に1回は食事に訪問して自分たちが生産した農産物がどんなお料理になっているのか勉強しています。それとは別に松茸シーズンは最高のものが特別入荷しているとのことで和食店へ国産松茸の料理を堪能してきました。

土瓶蒸しもスライスが入ってない!

提供されたばかりの土瓶蒸し
提供されたばかりの土瓶蒸し

土瓶蒸しって、どうしても薄いスライスが入っているだけで全然、マツタケの風味が楽しめないことが多いのですが、ここのものは違います。ゴロゴロしたぶつ切りのカットしたものが大量に入っているのです。これはほんの半分くらい。まだまだ入っていましたよ。松茸本来の風味を存分に味わえます。

土瓶蒸しに入っていた松茸
土瓶蒸しに入っていた松茸

国産のフレッシュ松茸は生食もOK

松茸のサラダ
松茸のサラダ

国産のフレッシュな松茸は、生でも食べられます。その証拠に蟹と松茸のサラダをいただきました。味付けはいっさいなし。蟹の少しの塩味だけでじゅうぶん松茸の風味と共に楽しめます。こんなお料理はじめてです。

シャキシャキ感を味わうために

料理する前の状態
料理する前の状態

こちらは和牛で、巻いた千切りした松茸です。これを軽く和牛に火が通るくらいのすき煮にしていただきました。千切りした松茸のシャキシャキ感がたまらなくて、こんなに歯ごたえあるものなのか!と驚きます。

メインはそのまま炭火焼

目の前で焼いてる状態
目の前で焼いてる状態

カウンターの目の前で、大きいサイズの松茸をそのまま炭火で焼いていただきました。松茸からじゅわっと水分がでてきて、瑞々しい松茸の風味がしっかりと味わえます。このサイズの松茸をこれだけたっぷり食べられるのは驚きました。生産者から直接お取り寄せしているからこそです。

松茸の炭火焼き
松茸の炭火焼き

こちらが一人分の炭火焼きになります。しいたけにも見えますがれっきとした、国産松茸です。これだけあると食べ応え満点ですし、圧巻です。

もちろんシメは松茸ごはん

炊きあがった松茸ごはん
炊きあがった松茸ごはん

お客様に合わせて土鍋で炊いてくれるので、これで2人前です。もちろん、それ以外のお料理がたくさんあったので最後、食べきれずに残りはお持ち帰りさせていただき、翌日の朝ごはんに食べました。スライスしたものを入れて炊き上げ、その後蒸らしている時間にゴロゴロしたフレッシュ松茸を入れて、余熱で火を入れた状態のものが提供されたので、食感もさまざまで風味豊かです。

シメの松茸ごはん
シメの松茸ごはん

こんな贅沢な松茸ご飯は見たことがありません。ほんとは教えたくない!生産者とつながりが強い料理店は、コスパ抜群で最高のものが食べられるのです。松茸も、もうおわりですが、1年を通じて、魚や野菜など直接生産者と取引きしているものが多いので、最高のものが食べられるお店になっています。今回は、松茸の特別コースを予約して訪問しました。

赤坂剱持(あかさかけんもち)
住所:東京港区赤坂8-13-19インペリアル赤坂一番館103号

電話番号:03-6434-7440
営業時間:昼12:00 - 14:00 夜18:00 - 22:00※完全予約制
定休日:日曜祝日、月曜昼

※この記事には個人の見解を含みます。

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農業女子/野菜ソムリエプロ

農業女子(農水省・農業女子プロジェクトメンバー)、農業内外の様々な企業とのコラボで、使いやすい商品開発をし、職業としての農業と、野菜の魅力を社会に発信中。農業女子としてメディア実績多数。農作業着など現場の意見を取り入れてもらい「ワークマン公式アンバサダー」として、商品開発あり。保有資格:野菜ソムリエプロ、調理師、フードアナリスト2級。

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