【キャンプ】人はなぜ焚火で癒されるのか? 焚火の魅力と楽しむ時の基本的な注意点(キャンプ初心者向け)
辺りが薄暗くなる頃、キャンプ場に響き渡るバトニング(薪割り)の音。キャンプの夜の始まりです。
焚火の前に座り黙々と薪をくべ、炎の揺らめき、パチパチと薪がはぜる音、焚火の匂いなどで心が穏やかになり、お酒を呑むといつもの数十倍旨く感じます。
焚火は五感全てを刺激してきます。一緒にいる家族や仲間と普段は言えない事を本音で話し、気が付いたらあっと言う間に数時間が経過していた。
「焚火をすると時間を忘れ心が穏やかになる。」
キャンプで焚火をすると、このような経験をする方が多いと思います。
私もその経験者の一人です。
焚火はとても不思議な魅力があり、その魅力は我が家の子供達(8歳、6歳、5歳)も気が付いています。
大人から子供まで「非日常」の世界へと引き込んでくれる焚火。今回の記事ではその焚火に注目していきます。
と言うことで今回のテーマは
人はなぜ焚火で癒されるのか?
焚火の魅力と楽しむ時の基本的な注意点
キャンプ初心者、焚火初心者の方々はこれからたくさん焚火をすると思います。
その前に、焚火の不思議な魅力と注意点について知り、役立てていただければと思います。
焚火の魅力
このパートでは焚火の魅力について紹介をしていきたいと思います。焚火にはいくつかの魅力があると思いますが、ここでは一般的に言われている効果と私が感じている魅力について紹介をしていきます。
不規則な炎の揺らめき
焚火の炎の揺らめきは1/fゆらぎ効果と言うリラックス効果があります。自然界の中には川のせせらぎ、小鳥のさえずり、ロウソクの炎も1/fゆらぎ効果があると言われています。焚火の炎は、眺めているだけでなんだか不思議と心が穏やかになり、とてもリラックスできます。そんな炎の揺らめきを眺めるだけで、数時間があっという間に感じてしまうのが、焚火の魅力の一つです。
ただ薪をくべると言う魅力
薪を割り、フェザースティックを作り着火させる。少しずつ炎を育て、炎が大きくなったらそれを絶やさないように薪をくべ、炎の揺らめきをじっと眺める。
焚火は「ただ薪をくべる」と言うことがとても楽しいんです。焚火をやっていると無言になり、一心不乱にただ薪をくべるようになります。日頃の悩みなど一切忘れて焚火に集中してしまう。ただ薪をくべ炎を眺めているだけで、日頃のストレスや悩みが自然と無くなり、揺れる炎の魅力にぐっと引き込まれてしまいます。
翌日の香り
キャンプで焚火をした次の日、焚火の香りがテントや洋服、体に染み付いています。焚火をしている最中は炎の揺らめきに癒され、炎を絶やさないように一心不乱で薪をくべ、一晩経った次の日はキャンプ道具や体に染み付いた焚火の香りでまた癒されます。最初のうちは煙たい匂いだと思っていた私ですが、いつからかこの焚火の匂いがとても良い香りに感じてきて大好きになってしまいました。前日の楽しかった思い出が、この香りで蘇ってきて、二度楽しい体験ができます。また自宅に帰ってキャンプ道具を片付けているときもこの香りで楽しかった余韻に浸ってしまいます。
焚火の魅力は沢山あります。またその魅力の感じ方も人によって変わってくると思いますので、焚火を実際に楽しんで、ここで紹介した以外の魅力も発見してみて下さい。
焚火の注意点
焚火は魅力的でとっても楽しい!
とは言っても「火を取扱う」と言う点においては大変危険であるという認識は持っていないといけません。
焚火をする時の基本的な注意点を以下にまとめますので、キャンプで焚火を楽しむ初心者の皆さんは今から紹介する注意事項に気を付けて、十分に注意をして楽しんでください。
風に注意
風が強い日の焚火はとても危険です。
「せっかくキャンプに来たから焚火をしたい!」
と言った事は理解はできますが、もしも焚火から発生した火の粉が風で煽られ草木などに引火してしまったらどうなるでしょうか。風に煽られた場合、延焼速度が早く消火が追いつかないと言った可能性があります。迅速な消火が出来なければ大きな森林火災へと発展する可能性もあり、取り返しのつかない事態になってしまいます。なので、残念ですが風の強い日は焚火を楽しみたいと言った気持ちは抑えて我慢をしましょう。
地面と空
これから冬となり、地面には沢山の枯葉や枯草が落ちていると思います。これらに焚火の火が引火してしまったら火災へと発展します。枯葉や枯草が落ちている場所で焚火をする場合は、それらを全てどかして引火しないようにしたり、焚火シートを敷いてもしもの時に引火し難くするなどの配慮が必要です。
また、焚火をする際はその上に木が生い茂っていないかと言った事も確認しましょう。火の粉が飛んだり、焚火の炎が大きい場合には木々に引火する可能性が考えられます。もしも真上に木がある場合は場所を移動し、地面と空、周囲の安全を確認しましょう。
消火確認
焚火を終わらす時は、
「火が小さくなったから目を離しても大丈夫!」
と、完全に消火する前に目を離すことは絶対にやめましょう。焚火の後始末が不十分なことで火災へと発展している事故も過去に発生しています。焚火を終わらす際は確実に消火をしましょう。
消火方法としては、水を入れたバケツに炭や薪を浸けると言った方法や、火消し壺に炭や薪を入れて消火させると言った方法があります。どちらの方法にしても確実に消火できたことを確認できるまでは、絶対に目を離さないようにしましょう。
灰・炭捨てのルール
楽しい焚火が終わり、消火確認も完了。
では、最後に片付けと言うことで灰を捨てたい。
さて、焚火で出た灰はどこへ捨てればいいでしょうか。
間違っても穴を掘って埋めたり、その辺に放置すると言ったことの無いようにしてください。キャンプ場で炭捨て場がある場合は、必ず決められたルールに従って廃却してください。持ち帰る場合においてはしっかりと自宅まで持ち帰り、各自治体のルールに従って廃却するようにしましょう。
最後に
キャンプでの焚火はとても楽しく、キャンプに行ったら絶対にやりたいと言う方も多いと思います。ただし、焚火は楽しいだけではなく、火を取扱うためそれなりの危険があると言った事は絶対に忘れないようにしましょう。
焚火を楽しむ際は、水を溜めたバケツを用意しておくことや、ホームセンターなどで売っている携帯消火器を用意するなど、もしもの時のために迅速に対応できるようにしておくことも、焚火を楽しむ上で大切な事だと思います。
一生の思い出になる、安全な焚火を楽しみましょう!
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