パドレスにいる韓国人選手2人のうち、開幕ロースター入りは1人
サンディエゴ・パドレスとロサンゼルス・ドジャースは、開幕ロースター26人を発表した。
パドレスのトラベリング・ロースター31人のなかには、2人の韓国人選手、遊撃手のキム・ハソン(金河成)とリリーフ投手のコ・ウソク(高佑錫)がいた。けれども、彼らのうち、開幕ロースターに入っているのは、キムだけだ。コは、AAA降格となった。
スプリング・トレーニングで、コは、結果を残すことができなかった。5試合に登板し、4.1イニングで6失点(自責点6)。防御率は12.46だ。それに加え、昨年までコが在籍していたLGツインズと対戦した、3月18日の試合では、ホームランを打たれた。コとは対照的に、キムは――こちらはレギュラーなので、ロースターに入ることは確定していたが――この試合に2本のホームランを打った。
通常、アクティブ・ロースターの26人は、先発投手5人とリリーフ投手8人、野手13人で構成される。
けれども、韓国で行う開幕シリーズは2試合だ。次の3試合目は、3月28日。開幕シリーズにおいて、先発投手は、ダルビッシュ有とジョー・マスグローブの2人しか必要としない。ロースターにいる先発投手を5人より少なくすれば、その分、リリーフ投手を多く擁することもできる。今春の結果にかかわらず、パドレスには、コをロースターに入れるという選択肢もあったような気がする。
韓国に来る前から、コの降格は決まっていた可能性もある。トラベリング・ロースターに入れ、母国で古巣を相手に投げさせたのが、コに対するパドレスの「配慮」だったのかもしれない。