各地で今季一番の冷え込みも、来週は一転して晴れて暖かく!?雨のタイミングもずれ込む:気象予報士解説
8日朝は上空の寒気が残っていたところに高気圧に覆われ、放射冷却が効いて各地で今シーズン一番の冷え込みに。関東でも一部で霜が降りるような寒さになりました。
昨日7日に立冬を迎え、東京や近畿では木枯し1号、富士山などでは初冠雪も観測されて暦通り冬が始まったように感じますが、来週には広い範囲で平年を上回る暖かさに…。
次に広くまとまった雨が降るタイミングの見通しも含めて、気象予報士が解説します。
8日は高気圧に広く覆われるも、沖縄は大雨に
8日は、7日に雨や雪が降った地域でも次第に天気が回復するところが多く、本州付近は晴れや曇りとなるでしょう。
一方、沖縄では台風22号と高気圧との間で等圧線の間隔が狭くなり、暖かく湿った空気が流れ込んで9日にかけて大雨が予想されています。風も強まるでしょう。
本州付近の雨は日曜~週明けにずれ込む
本州付近ではもともと土日に広く雨が予想されていましたが、雨のタイミングは少しずつ後ろ倒しになる計算になってきています。
最新の予想では太平洋側の沿岸部で10日(日)から降り始め、11日(月)朝にかけて関東を中心に降る見通しです。
この雨は冷たい雨となりそうですが、天気が回復したあとは暖かい空気が流れ込み、来週中ごろは平年と比べかなり暖かくなる予想。
今週の冷え込みで一気に防寒具や厚手の布団を出したという人も多いと思いますが、まだまだ調節できるようにしておきましょう。
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