日光の自然を満喫!初夏の新緑と野山の草花に癒される小旅はいかが
日光の上三依(かみみより)水生植物園をご存知だろうか。
気軽に自然を満喫し、野山に咲くどこか懐かしい花たちに出会えるスポットである。特に現在は約3500株のクリンソウが見頃を迎え、園内をカラフルに彩っている。
上三依水生植物園から車で15~30分ほどで湯西川温泉や川治温泉、鬼怒川温泉などの温泉地へアクセスすることも可能だ。
日光の社寺、温泉、さらに自然を満喫、と盛りだくさんな日光の小旅はいかがだろうか。
上三依水生植物園の魅力
奥日光にある上三依水生植物園ではさまざまな種類の野山の花を観ることができる。
私が上三依水生植物園を初めて訪れたのは、数年前、クリンソウの最盛期の時期だった。
ピンクや白色のクリンソウは他の群生地でも見かけていたが、上三依水生植物園では黄色のクリンソウも観ることができる。
木道に沿って咲く色鮮やかなクリンソウたちが風に揺れ、時折アゲハ蝶が舞う風景は今の時期にしか観ることのできない絶景である。
園内に咲き誇る山野草たち
上三依水生植物園では約300種、約3万本の植物たちが園内を彩る。
4月の水芭蕉の開花から始まり冬季の閉園まで、誰もが慣れ親しんだ野の花や少し珍しい山の花たちが次々に開花する。
自然の中に咲くありのままの植物たちの姿を観ることができるのも、上三依水生植物園の魅力だろう。
例年、ピンクや白色のクリンソウの見頃は5月中、その後にキバナクリンソウが見頃を迎え6月中は楽しむことが可能だ。
タイミングが合えば、すべてのクリンソウが咲きそろったカラフルな絶景を観ることができるだろう。
四季折々の自然の中に鎮座する熊野堂神社
上三依水生植物園を訪れた際には、園内に鎮座する熊野堂神社にも立ち寄って欲しい。
四季折々の豊かな自然に包まれた御社は、季節によってその表情を変えるのも魅力だ。鳥居のそばに立つ大イチョウの木、その存在感にも圧倒される。
熊野堂神社は煌びやかさなどはないが、一歩鳥居の中に入ると、より静寂さが増すような厳かな空気に満たされる。
御社に供えられた千羽鶴などを見ると、長くこの地に鎮座し大切にされていることを感じる神社である。
最後に
上三依水生植物園では四季折々の花々が開花し、季節の移ろいを身近に感じることができる。花だけではなく、初夏の新緑や秋の紅葉と、日光の豊かな自然が凝縮されたような場所である。
美しく生命力あふれる植物たちに囲まれ癒される休日もまた良いものだ。
【基本情報】
上三依水生植物園
熊野堂神社
住所:栃木県日光市上三依682番地
アクセス:
・電車の場合
会津鬼怒川線「上三依塩原温泉口駅」から徒歩約7分
・お車の場合
「西那須野塩原IC」からお車で約46分
開園期間:4月15日~11月30日
休園日:4月15日~8月31日は無休、9月1日~11月30日は毎週水曜日(祝祭日は開園)
開園時間:9:00~16:30(最終入園は16:00)
入園料:大人500円(9月~11月は300円)、小・中学生150円(夏休み1ヶ月間無料)
駐車場:有(無料)50台
上三依水生植物園公式サイト
【参考資料】
園内配布パンフレット
上三依水生植物園公式サイト
日光市公式観光WEB 「日光市上三依水生植物園」