キタニタツヤ 多才で多彩な活動で注目を集めるSSWが､大きな刺激を受けたセッションとは？
シンガー･ソングライター､クリエイター、ミュージシャンとして大きな注目を集める
毎回一組のアーティストと、日本を代表する編曲家･ミュージシャン達が生演奏にこだわり、その日限りのアレンジでセッションする音楽番組『Sound Inn S』(BS-TBS)。上質なサウンドを追求し、そこから生まれる“熱”を届け続けている。11月19日(土)放送回はシンガー･ソングライター、キタニタツヤが登場。キタニは2014年頃から「こんにちは谷田さん」名義でボカロPとしての音楽活動を経て、シンガー･ソングライターとして注目を集め、さらにベーシストとしてヨルシカのサポートメンバーとしての活動や、sajou no hanaなど様々なバンドやプロジェクトでも活躍している。また、Ado、まふまふなどの楽曲への参加、ジャニーズWESTや私立恵比寿中学など、ジャンルを超えたアーティストへの数多く楽曲提供をするなど、多才で多彩な活動で注目を集めるクリエイターだ。
「“かっこいい歌い方”を教わった曲」を本間昭光とセッション
1曲目はキタニが「一番カラオケで歌った曲」と語るTHE YELLOW MONKEYのヒット曲「バラ色の日々」をカバー。アレンジは本間昭光。オリジナルはタイトなロックサウンドに吉井和哉の妖艶でエモーショナルなボーカルが乗ってくるが、今回はキタニがギターをかき鳴らしながら歌い始めると、ホーンとフルートをフィーチャーしたクールなサウンドが広がる。「吉井さんは男としてすごく憧れる。“かっこいい歌い方”を教わった曲」と語っているように、キタニのそのロックスター然とした佇まいから繰り出す激しい歌に引き込まれる。
鬼才･井上鑑がアレンジした最新曲「スカー」
2曲目は人気TVアニメ『BLEACH 千年血戦篇』オープニングテーマの最新曲「スカー」を、井上鑑のアレンジで披露。ギターバッキングが印象的なこの曲を井上は、ストリングスとホーンをふんだんに使い、疾走感に壮大さをプラスしたスケール感のある、プログレッシブロックを意識したというアレンジに仕上げている。感情を揺さぶられるメロディと歌詞を、キタニの表現力豊かな歌が高揚感と共に届ける。歌い終わったキタニは思わず「かっこいい！」と語り、「この曲にはこういうアレンジでもいいんだと教えていただきました」と人気曲に新たな光を当てたアレンジを絶賛していた。
「映画のような」歌詞の『プラテネス』を､斎藤ネコがドラマティックなアレンジに
3曲目はドラマ『ゴシップ #彼女が知りたい本当の◯◯』（フジテレビ系）の主題歌のひとつ「プラネテス」を斎藤ネコのアレンジで披露した。この普遍性の高い名曲を斎藤は、煌びやかで上品なアレンジで、よりドラマティックな空気を纏わせる。このサウンドについてキタニは「歌詞を中心に据えてくださっていて嬉しいです」と語ると、その歌詞について斎藤は「映画みたい」と語り、まさに映画音楽のような芳醇な一曲に仕上がっている。
「一流の仕事を間近で見れたことに感謝｡自分がアレンジする時も意識が変わりそう」
今回のセッションはキタニにとってとても刺激だったようで、「インストだけを聴くというコーナーも作りたかったくらい。生楽器をちゃんときれいなところで鳴らせるというのはこんなに魅力的なことなのかと感じた。自分がアレンジをする時も意識が変わりそう」と語っていた。さらに「一流の仕事を間近で見れたことに感謝です。もっと楽器のことを勉強して20年後、30年後、アレンジャーとしてこの番組に呼ばれるように頑張りたい」と語ると同時に「ジャンルにこだわらず色々な音楽にチャレンジしてきたい」と、そのアーティストとしての思いを新たにしていた。類稀なソングライティング力とプロデュース力を持ち合わせている注目アーティストのクリエイティブに、これからも注目したい。
キタニタツヤのパフォーマンスが楽しめる『Sound Inn S』(BS-TBS)は、11月19日(土)18時30分～からオンエアされ、さらに番組放送終了と同時に「Paravi」で未公開映像と共に独占配信される。
