まさか自律神経失調症の兆候!?疲労度を確認する「チェックリスト」
こんにちは、精神科医しょうです。
私は普段、精神科での外来を行い、7万人以上インスタやvoicyのフォロワーさんに対しHSP気質に関する発信、書籍の出版を行っています。インスタにも遊びにきてね(外部リンク)
あなたは周りの人から「疲れていない?」と心配された経験はありませんか?
仕事や家事が忙しくて、十分な睡眠時間が取れなかった、緊張を強いられる状況で一日過ごした、とてもハードな運動をした…などの後は、疲れていても仕方がない状況です。
しかし、十分な睡眠を取っているのに疲れが取れない、特に不調に対して思い当たることがないのに疲労を感じるという場合は、自分が気付いていない内に自律神経が乱れ、体がアラームを発している状況かもしれません。
疲労は痛み、発熱と並んで体の異常を知らせる三大アラームと言われています。
軽く考えていると、大きな病を引き起こす要因にもつながります。
今回は「なんとなくダルい…」が引き起こす!?自律神経失調症チェックを一緒にしてみましょう!
あなたの疲労度は何点?
突然ですが、あなたの疲れ具合は何点くらいだと思いますか?
疲労や倦怠感の度合いを計測できる医療機器があれば良いのですが、残念ながら今のところはそのような便利な機械はありません。
そこで疲れを知るベストな方法は、自分の中で一定の基準を持っておくことが必要になります。
安眠できているか?肌の調子は良いか?胃腸の具合はどうか?など健康かどうかをチェックするポイントは人それぞれかと思います。
ここでは、参考までに医師が患者さんを診療する際に確認するポイントをお伝えしたいと思います。
そのポイントとは「食欲と睡眠」です。
どの科の医師であっても、たいていの場合「食欲はありますか?」「睡眠は取れていますか?」と確認します。
おそらく、あなたも診察時に聞かれたことがあるのではないでしょうか。
最近の食欲と睡眠の状況を、振り返ってみましょう。
もし、答えにつまる場合は疲れが溜まっているかもしれません。
ゆっくりと体を休めたり、リラックスしたり、もしくは改めて規則正しい生活習慣を意識してみることが必要な時ではないでしょうか。
体の不調は放置していても、良いようには回復しません。
下記の症状がある場合は、まずは生活習慣を見直し、改善が見られないようであれば一人で悩まず、医療機関を受診するようにしましょう。
・体が何となくダルい。
・肩こりや頭痛、腰痛などの体の痛みを感じる
・風邪を引きやすい
・食欲がない
・睡眠が浅くなかなか寝付けない
自律神経失調症を招く!?心の疲労とは?
日常には「心の疲れ」となる出来事があふれています。
対人関係や仕事での過大要求、思い通りにならない育児、成績不振、人手不足による過労…など考え出したらキリがありません。
もしかしたら、現代人は体の疲労よりも心の疲労を抱えている方の方が多いのではないでしょうか。
心が悲鳴をあげると、自律神経のバランスは崩れ自律神経失調症を招きます。
- イライラ
- 落ち込み
- 不安や焦燥
- 憂うつ
- やる気が出ない
などのネガティブな精神症状が表れ、日常生活を送るのに支障をきたしてしまいます。
また、このような症状が2週間以上継続的に続いた場合は、うつ病と診断されてしまうかもしれません。
自律神経失調症は、うつ病になる手前の状況だと言っても過言ではありません。
何事も楽しめていない、休みの日に何もする気にならない、何をしていてもうわの空…という状態は心からのアラームです。
まずは自分の状態を受け止め、周囲に相談をしたり早めに医療機関を受診したりするなどしましょう。
「なんとなく調子が悪い」と感じたら
最近なんとなく体がダルくて、メンタルも落ち込み気味…と感じたらまずは、取り組んでほしことがあります。
いくつか紹介したいと思います。
・食事を3食とる
中には、毎日栄養ドリンクを飲んだり、多種多様なサプリメントを摂取したりする方もいますが、それでは栄養バランスが偏り、かつ心の疲労は取れないため、オススメできません。
まずは補助食品に頼り過ぎず食事をきっちりと、とることから始めてみてください。
・十分な睡眠をとる
徹夜をしたり、睡眠時間を削ったりすることは、健康を保つ上でNGです。
睡眠時間は人によって個人差があるため一概には言えませんが、週末などの休み前でも就寝時間と起床時間を一定に保つ努力をしましょう。
また、朝はできるだけ太陽の光を浴びることで自律神経のバランスが整います。
・運動の時間を持つ
一日の内に数分だけでも簡単なストレッチをすると、血のめぐりが良くなり、心身をリフレッシュさせることができます。
たとえば就寝前や通勤・通学前に軽くストレッチをすることで、固まった筋肉がほぐれ、スッキリとした気持ちになるので、オススメです。
・疲れた時は自分の時間を作る
人と会うのが「面倒」「億劫」と感じた時は、自分と向き合う時間を作るようにしましょう。
また、人と会う約束を入れ過ぎないようにしてみてください。
一定時間、自分と向き合っていると、心身の疲労を回復させることができるかと思います。
まとめ
今回は、自律神経失調症を招く心身の疲労についてお伝えしました。
もしかしたら、これくらいは知っていると思われた方もいるかもしれませんが、実際に自身の生活の中でできているか?今一度、振り返ってみましょう!
私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。
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