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LGが37歳のひと振りでサヨナラ勝ち SK戦3連勝は18年ぶり<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
サヨナラ打を放ったチョン・グンウ(写真:LGツインズ)

14日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

チャムシル球場で行われたLGツインズ対SKワイバーンズは2-2で迎えた9回裏、1死三塁の場面で代打のチョン・グンウ選手が初球の高めの直球を右中間へヒット。三塁走者が生還して、LGが3-2でサヨナラ勝ちし4連勝を飾りました。

LGのSK戦3連勝は2002年4月30日から5月2日に記録して以来、18年ぶりとのことです。

敗れたSKは6連敗。2回にジェイミー・ロマック選手(元DeNA)の今季初アーチで1点を先制するも、SK打線は5回以降ノーヒットで、LG投手陣に4安打2得点と抑えられました。SKはKTとともに最下位の9位です。

◆「2人のセカンドが勝利へ導く」

サヨナラ打を放ったチョン・グンウ選手は長年、代表チームのセカンドを務めた37歳。勝負強い打撃と俊敏なプレーで活躍を続けましたが、昨年まで在籍したハンファイーグルスでは、外野を守ることが増えていました。

そのチョン・グンウ選手は昨秋の2次ドラフトで、ハンファのプロテクトリストの中に入っておらずLGが獲得。LGは今季、チョン・グンウ選手を再び二塁手として起用しています。

この日の試合は昨年までの正二塁手、29歳のチョン・ジュヒョン選手が今季2度目の先発出場。3回の1打席目に同点ソロを放ち、最後はそのチョン・ジュヒョン選手に代わって打席に入ったチョン・グンウ選手が締めました。ポジションを争う2人がLGを勝利に導いています。

<きょうのアン・グォンス(安田権守)>

7回裏、1番パク・コンウ選手に代わってライトの守備に入りました。8回表、無死一塁の場面で打席に入り、走者が盗塁を成功して無死二塁に。送りバントを試みましたがファールとなって、カウント3-2の9球目をセンターに運びました。ライナーとなった打球はセンターが好捕し、二塁走者がスタートを切っていたためダブルプレーとなっています。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇5月14日(木)の結果

・LG 3- 2 SK(チャムシル)

 勝:イ サンギュ

 敗:キム ジュウン

・キウム 5- 8 サムスン(コチョク)

 勝:チェ チェフン

 敗:キム サンス

・ハンファ 4- 1 KIA(テジョン)

 勝:チャン ミンジェ

 敗:ギャニオン

・ロッテ 4- 7 トゥサン(プサン)

 勝:フレクセン

 敗:パク セウン

・NC 1- 0 KT(チャンウォン)

 勝:ク チャンモ

 敗:イ サンファ

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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