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【プレミア12】韓国がモイネロ相手に6得点 キム・ドヨンに満塁とソロの確信弾2発が出てキューバに勝利

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
2回に満塁弾を放ったキム・ドヨン(写真:WBSC/初報から差し替え)

野球の国際大会、第3回WBSCプレミア12のオープニングラウンド・グループB。韓国は2戦目のキューバに8-4で勝利し1勝1敗とした。

キ  0 0 0  0 0 0  1 3 0 4

韓  0 6 0  0 0 1  1 0 X 8

韓国は2回裏、キューバの先発リバン・モイネロ(ソフトバンク)に対し、2死から7、8番の連打と盗塁で二、三塁のチャンスを作ると、9番チェ・ウォンジュンのショート内野安打で1点を先制した。

さらに1番への四球で塁が埋まると、2番シン・ミンジェの初球が死球となって押し出しに。韓国が1点を追加し2-0とした。

続く満塁のチャンスで3番キム・ドヨンは、モイネロが投じた初球高めのストレートを豪快にスイング。打った瞬間にそれとわかるレフトへの満塁ホームランで6-0と大きくリードした。モイネロは2回6失点でマウンドを降りた。

韓国は2回に満塁弾を放ったキム・ドヨンが、7回にレフトのキャンピングエリアを越える特大ソロを放つなど得点を追加。キム・ドヨンは5回にもライトに二塁打を放ち出塁すべてが長打で3安打5打点と活躍した。

一方キューバも8回に2本のホームランを放つも及ばなかった。キューバは2連敗。

韓国の先発クァク・ピンは4回0/3を投げて3安打無失点。序盤から飛ばして150キロ台の直球で追い込み、5つの三振を奪った。

試合後キム・ドヨンは「まず勝てたことが嬉しい。今はバッティングの感覚が悪くないので積極的にいこうと思った。モイネロ投手はストレートがいいので、タイミングが遅れないようにと狙っていったところいい結果になった。とても気分がいいです」と話した。

韓国はあす15日、初戦でオーストラリアに勝利した日本と台北ドームで対戦する。

⇒ プレミア12韓国代表一覧 日程と結果(ストライク・ゾーン)

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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