Yahoo!ニュース

【プレミア12】序盤に2人の陳に一発を喫し、韓国が初戦の台湾戦に敗れる

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
満塁弾の陳晨威と投手のコ・ヨンピョ(写真:WBSC/初報から差し替え)

野球の国際大会、第3回WBSCプレミア12のオープニングラウンド・グループBが開幕。韓国は初戦で台湾と対戦。序盤に喫した6点が響き韓国が3-6で敗れた。

韓 0 0 0  2 0 0  1 0 0 3

台 0 6 0  0 0 0  0 0 X 6

韓国は2回裏の守り、先発のコ・ヨンピョが2死満塁のピンチを招くと1番陳晨威への初球をライトスタンドに運ばれる一発を喫し4点を先制された。

続く2番林立も初球をライトオーバーの二塁打で続くと、3番陳傑憲がファールの後の2球目をライトに2ランホームラン。台湾が序盤に6点をリードした。

韓国は3回以降リリーフ陣が無失点リレー。一方の打線は4回表にキム・ドヨンがレフトオーバーのタイムリー二塁打、5番パク・トンウォンがセンター前適時打で2点を返した。

7回には代打ナ・スンヨプがライトへソロホームランを放つも韓国のヒットはこの3本のみだった。

試合後リュ・ジュンイル監督は「2回裏のピンチでコ・ヨンピョ投手の変化球が低めに決まらず、真ん中に入ってしまったのが残念だった。台湾の投手陣は先発もリリーフ陣も良かった。次戦以降は研究していきます」と話した。

黒星スタートとなった韓国はあす14日キューバと対戦する。

今大会はオープニングラウンドがA、B組6チームずつに分かれて行われ、各組上位2チームが東京ドームで行われるスーパーラウンドに進出する。

グループA メキシコ、アメリカ、ベネズエラ、オランダ、パナマ、プエルトリコ

グループB 日本、韓国、台湾、キューバ、ドミニカ共和国、オーストラリア

⇒ プレミア12韓国代表一覧 日程と結果(ストライク・ゾーン)

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

室井昌也の最近の記事