人生に悩んでいる人へ。ソクラテスの名言「自分がされたら頭に…」英語&和訳
こんにちは!ほんやく検定1級翻訳士の鈴木隆矢です。
今回はソクラテスの名言をご紹介します。ソクラテス(紀元前470~紀元前399年)は古代ギリシャの哲学者です。
今回は、人生に悩んでいる人に届けたいソクラテスの名言をご紹介します。
ご紹介する名言につきましては、BrainyQuote というアメリカのサイトに記載されているものをGoogleの書籍検索にかけ、それが英語圏の複数の書籍で使用されていることを確認の上、その人物の言葉として記事に掲載しております。
古い人物の言葉ですとそれが本当にその人物の言葉なのか確認が難しい場合もございますが、複数の書籍で使用されている言葉であれば、それがその人物の考えを反映した言葉であると判断できるのではないかという考えのもと記事を執筆しております。
人生に悩んでいる人へ。ソクラテスの名言「自分がされたら頭に…」英語&和訳
「自分がされたら頭にくるであろうことを人にしてはいけない」
ソクラテス(古代ギリシャの哲学者)
「因果応報」とよく言いますよね。英語では “What goes around comes around.” と言います。「他人にしたことはいずれ自分に返ってくる」という意味ですね。
小学校の頃、悪さをしたことがあったのですね。スーパーで万引をしてしまったのです。それはすぐにバレて、先生や親にこっぴどく怒られたのですが、それは、自分が悪いことをして、その報いを受けたということだと思うのですね。
ただ、中には万引をしてもバレない人もいると思うのですね。そういう人はどういう報いを受けるのだろうなと。それは罪悪感だと思うのですね。
これも小学生の頃なのですが、テストでカンニングをしてしまったことがあったのですね。隣の席の子の答えを見てしまったのです。ただ、それはバレなかったのですね。
それは今でもすごく後悔していて、時々思い出して、申し訳ない気持ちになるのですね。それが報いだと思うのですね。
悪いことをして、それがバレないと、余計にその記憶から逃れられなくなるのですね。その罪悪感が報いなのではないかなと。
自分の人生を振り返っても、悪いことをしたときは、確実にその報いを受けているなと感じるのですね。
そう考えると、人に恨みを持つこと、怒りを感じることもバカバカしく思えてきますよね。人は悪いことをすれば、どんな形であれ、その報いを受ける。そう思っていれば、その人の不幸を願う必要なんてないですよね。
これは以前美輪明宏さんが朝日新聞でおっしゃっていたことなのですが、「いじめを黙認することで、負い目を感じている人もいるでしょう。苦しめばいいんです。それが償い。どう償えばいいのか悩んで、進化していけばいいのです。責任逃れをする、卑劣な大人になってはいけません。何もしないままだと一生後悔し続けます。たとえば、あの子は助けられなかったけど別の子は助けようとか。ボランティア活動をしたり、お年寄りに席を譲ったり、困っている人々に手をさしのべることも償いのひとつ。そうして徳を積めば、自然と自責の念は消えていきます」
人生に悩んでいる人へ。「人生」に関する名言3選
いかがでしたでしょうか?今回はソクラテスの名言をご紹介しました。
私が運営しているブログ『ほんやく検定1級翻訳士の【英会話フレーズ集】』の『ソクラテスの名言集【英語原文と和訳】』(外部リンク)という記事では、今回ご紹介したものを含めて、ソクラテスの名言を11句ご紹介しております。興味のある方はそちらもご覧ください。
また、私のブログ『ほんやく検定1級翻訳士の【英会話フレーズ集】』の『「人生」に関する名言集【英語原文と和訳】(世界の偉人たちの言葉)』(外部リンク)という記事では、「人生」に関する世界の偉人たちの名言を60句ご紹介しております。興味のある方はそちらもご覧ください。
では、最後に「人生」に関する世界の偉人の名言を3句ご紹介します。
「残酷な行為はすべて弱さに起因する」
セネカ(古代ローマの哲学者)
「優しい言葉は、それがどんなに短く簡単な言葉でも、いつまでもいつまでも心にこだまします」
マザー・テレサ(カトリック教会の修道女)
「どんなに小さな親切も無駄になることは決してない」
イソップ(古代ギリシャの寓話作家)
お読みいただき、ありがとうございました!