【2歳児が泣き叫ぶ】子どもの癇癪が起こる3つの理由と具体的な対応方法
・毎日毎日…こっちが泣きたいくらい子どもがギャン泣きして疲れちゃう
・最近かんしゃくがひどいのよね…
まだ上手に言葉がしゃべれないからしょうがないとは思っているんだけど…
・頭ごなしに押さえつけるようなことはしたくないけどどう接したらいいかわからないんだよね…
こんな風に思うことはありませんか?
かわいいわが子とはいえ、毎日のようにかんしゃくを起こされたら疲れてしまいますよね…
今日は、子どもの癇癪が起こる理由と具体的な対応について解説していきます。
子どもの癇癪への対応で困っている方は、ぜひ最後までこの投稿をみてみてくださいね!
かんしゃく×イヤイヤ期でライフポイント削られる…
保健師として多くの親子の相談を聴き、保育園看護師として勤務した経験のある私の肌感では、1歳半ごろからかんしゃくに困るママが増えてくるように感じます。
そしてピークは2歳ごろ。
3~4歳ごろになってくると落ち着いてくる子が多いイメージですが…こちらは個人差がありますね。
かんしゃくが起こる時期はイヤイヤ期にかぶるからママやパパとしてもしんどい時期です。
かんしゃくが起こる3つの理由
そんな困ったかんしゃくですが、起こるのには理由があります。
その理由は以下のとおり。
・言葉が上手に話せない
・体が上手につかえない
・自分の気持ちをどう処理したらいいのかわからない
ひとつずつ対応策とともに確認していきましょう。
言葉が上手に話せない
かんしゃくを起こすイヤイヤ期の子どもたちの頭の中はこんな感じです。
・本当はこう思っているのに
・どう言葉にしたらいいの?
・ママなんでわかってくれないの
・なんて表現したらいいの?
かんしゃくを起こしやすい1~3歳の子は、そもそも言葉を上手に使いこなせません。
自分の気持ちを言葉でうまく表現できないためにかんしゃくという手段で「わかってよ~!」とアピールしてしまうんです。
体が上手に使えない
1~3歳の子どもは、身体機能もまだまだ未発達。
・もっと早く歩きたいのに
・お友達ともっと遊びたいのに
・自分でやりたいのに
自立心が育って自分でやりたい気持ちが強くなる一方で身体能力がそれに追いつかないためかんしゃくを起こしてしまうんです。
自分の気持ちをどう処理したらいいのかわからない
子どもは大人ほど様々な感情を表す言葉をもっていません。
赤ちゃんの頃は快不快の2種類、感情の種類は年齢があがるにつれて徐々に増えていきます。
また、「共感」という概念は2歳ごろから徐々に育っていきます。
それまで自分と他人の境界がしっかりとついていないため、自分の思い通りにならないとどうしたらいいのかわからなくなってしまうのです。
かんしゃくが起きたときは、こうしよう
かんしゃくが起きたときの対処法について、以下のようなものがあります。.
・かんしゃくが起きた前後の状況を言葉にする
⇒例〉一生懸命作った積木が壊れちゃったんだね
・かんしゃくを起こしている子どもの気持ちを代弁する
⇒例〉せっかく作ったのに壊れたから悲しかったね
子どもに対して、なんでかんしゃくが起こっているのか状況を客観的に伝えること、気持ちを感情を爆発させるのではなく、言葉にして表現する術を示すのがオススメです。
1~2歳の幼い子どもに対しては、一気にいろいろ言うとかえって混乱してしまいます。
状況の言語化、気持ちの代弁に絞って声掛けをしましょう。
それでもおさまらないときは、状況が許せば落ち着くまで、泣かせる、怒らせておくのも大切な経験です。
マイナスな感情だって、人間が生きていくうえで必要なのですから。
特にまだ1~2歳の幼いうちであれば感情を押し込まず爆発させることは自律神経を育てる貴重な機会です。
こんな風にかんしゃくを起こさせるままにしていたら、わがままな子になるのでは…?という心配は不要です。
むしろ、感情を抑圧された子どもの方が将来が心配です。
幼少期に感情を抑圧された子どもは、どうせわかってもらえない…と自分の気持ちを抱え込んだり、他の人の気持ちを尊重しない子になる恐れがあるためです。
自律神経がしっかり育った子は理性的に考えられるようになります。
むやみやたらに押さえつけず、思いっきり感情を表現させる場も、幼いうちは必要です。
いかがだったでしょうか?
生活や声かけの中に少しずつでも取り入れていくと、子どもの行動がガラッと変わります。
これからも理性的な子どもに育てるための情報を発信していきます。
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最後まで読んでいただきありがとうございました!