マイコラス、前田健太、呉のうち1人はポストシーズンへ進めず。彼らのいる3チームが残り2枚の切符を争う
シカゴ・カブスとミルウォーキー・ブルワーズのポストシーズン進出が決まり、残る切符は2枚となった。ア・リーグは5チームすべてが出揃い、ナ・リーグではアトランタ・ブレーブスが、すでに東地区を制している。
2枚の切符を争うのは3チーム、西地区のコロラド・ロッキーズとロサンゼルス・ドジャースに、中地区のセントルイス・カーディナルスだ。ロッキーズにはスンファン・オ(呉昇桓)、ドジャースには前田健太、カーディナルスにはマイルズ・マイコラスがいる。
ここから、ロッキーズとドジャースが対戦するのは、いずれもポストシーズンを逃したチームだ。一方、カーディナルスはカブスと3試合を行う。カブス(92勝66敗)は中地区の首位にいるものの、ブルワーズ(92勝67敗)との差は0.5ゲームに過ぎず、主力を休養させるなどの余裕はない。同じポストシーズン進出でも、地区優勝とワイルドカードでは大きく違う。地区優勝ならディビジョン・シリーズからのスタートだが、ワイルドカードはその前にワイルドカード・ゲームがある。そこで負ければ、1試合でポストシーズンから姿を消す。
また、ロッキーズとドジャースが揃って91勝に達した場合、カーディナルスは3連勝しても両チームに追いつけない。9月23日が終わった時点で、カーディナルスはワイルドカードの2番手にいて、西地区1位のドジャースと勝敗で並び、ロッキーズには1.5ゲーム差をつけていた。ところが、24~26日のブルワーズ3連戦でスウィープを喫し、掴みかけていたポストシーズンの切符を落としてしまった。
再びそれを手にするためには、ロッキーズあるいはドジャースの敗戦を願いつつ、カブスに勝つしかない。マイコラスが登板するのは、28日から始まる3連戦の2試合目だ。