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出掛ける前からジャズ気分:Pavlo(パヴロ)@丸の内コットンクラブ

富澤えいち音楽ライター/ジャズ評論家

●公演概要

7月23日(水)〜25日(金) 1st:開場 17:00/開演 18:30 2nd:開場 20:00/開演 21:00

会場:丸の内コットンクラブ

出演:Pavlo(ギター)、 Dimitrios Bogris(ブズーキ)、Rich Brown(ベース)、Gino Mirizio(パーカッション)

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Pavlo(パヴロ)@丸の内コットンクラブ

どこまでも熱い男、パヴロが贈る地中海音楽ワールド

見逃せない!カナダ出身ギタリストの軽妙なパフォーマンス

昨年、情熱溢れるパフォーマンスで手拍子とともに会場を熱狂の渦に巻き込んだパヴロが、この夏もコットンクラブに帰ってくる。ヤニーやジプシー・キングスを彷彿とさせ、フラメンコ、サルサの要素も取り入れた独自のジャンル「メディタレニアン・ギター」を確立したカナダ出身のギタリスト、パブロ。1998年、自身でレーベルを立上げ、現在も年に150以上の公演を世界中で行うなど異例の大成功を収めている。今夏、国内リリースされるアルバム「Fantasia」(2000)のタイトル曲は、R.ケリー&ジェイ・Zによるヒット曲「Fiesta」にサンプリング起用され話題となった。哀愁漂うプレイと観客の度肝を抜くエネルギッシュなパフォーマンスで魅了するステージは、熱帯夜には欠かせないものとなるに違いない。

引用:Pavlo|丸の内コットンクラブ

パヴロ『ファンタジア』
パヴロ『ファンタジア』

昨年の来日ステージでも熱いパフォーマンスを繰り広げてくれたパヴロ。

そのもようを綴ったボクのレポートはこちら。

ライヴらり:日本人の魂をも揺さぶる地中海ギターの不思議(Pavlo@丸の内コットンクラブ)|YAMAHA 音楽ジャーナリスト&ライターの眼

彼の出世作『ファンタジア』(2000年)も日本での正式発売が決定し、ボクがライナーノーツを書いていますので、ぜひお読みください。

黒人の奴隷貿易とは異なるルートで北アメリカへ伝わっていった音楽を土台に展開するパヴロのサウンドは、フュージョンというカテゴリーに新鮮な刺激と懐かしい情感をもたらしてくれます。

魅惑の腰つきと哀愁のメロディに浸ってきたいと思います。

♪PAVLO : COTTON CLUB JAPAN 2014 trailer

では、行ってきます!

音楽ライター/ジャズ評論家

東京生まれ。学生時代に専門誌「ジャズライフ」などでライター活動を開始、ミュージシャンのインタビューやライヴ取材に明け暮れる。専門誌以外にもファッション誌や一般情報誌のジャズ企画で構成や執筆を担当するなど、トレンドとしてのジャズの紹介や分析にも数多く関わる。2004年『ジャズを読む事典』(NHK出版生活人新書)、2012年『頑張らないジャズの聴き方』(ヤマハミュージックメディア)、を上梓。2012年からYahoo!ニュース個人のオーサーとして記事を提供中。2022年文庫版『ジャズの聴き方を見つける本』(ヤマハミュージックHD)。

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