折り畳み式のボトルを簡易蛇口として使う方法【裏技】テントサイトに水場が作れる
キャンプ場で水を使いたい時は、炊事場へ行きますよね。
しかし、水場とテントが離れていると何度も往復をしなくてはならないので不便です。
そこで、折り畳み式のボトルを使ってテントサイトに簡易蛇口を作ってみました。
この記事では、テントサイトで手軽に使える水場の作り方を紹介します。
使用する折り畳み式のボトル
今回使用する折り畳み式のボトルは、最大容量が2.5リットルの『プラティー 2』です。
丸めると収納サイズがコンパクトなのでソロキャンプや山旅でも持ち運び易い。
このボトルを選んだ理由は2つ。
リリースされてから20年以上も進化を続けているプラティパス社の折り畳み式ボトルは、多くの登山家に愛用されているだけあり、耐久性はお墨付きという事。
そして、もう一つの理由はボトルの底にロープを通すスリット穴がある事です。
ボトルの底両側に2か所のスリットがあります。
更に、ボトルを使いやすくするためにキャップを『プッシュプルキャップ』に交換します。
このキャップは口に咥えたり、片手で開け閉めが出来るので便利です。
ロープを通す
まずは、直径φ4mmのロープで投げ縄結びを作り、ボトルの飲み口に通します。
ロープの端にもやい結びで輪を作っておけば簡単です。
そして、ロープの反対側はカラビナを取り付けてボトルの底にあるスリット穴に引っ掛けます。
最後に水を満タンに入れたら準備完了です。
ボトルを吊るす
テントサイトにボトルを吊るすなら、ランタンハンガーを使うのが最も簡単だと思います。
タープポールはテントの入口に設置することが多いので、水場としても最適な場所でしょう。
ただ、2.5リットルの満水量が入ったボトルは重量が2.5kgもあります。
細いランタンハンガーに吊り下げる時は、破損防止の為にハンガーの根元近くに吊り下げる方が良いでしょうね。
片手で水を出す
水を出す時はキャップのロックを外して、カラビナを持ち上げるだけです。
ランタンハンガーに掛けたロープを滑らせてボトルの飲み口を下に傾けると水が出てきます。
水を止める時は、カラビナを下げて飲み口を上に戻します。
もしくは飲み口を下に向けまま、キャップをロックしても構いません。
応用編
他にもトライポッドにぶら下げたり、木の枝にぶら下げて使うことも出来ます。
また、ボトルのロープを付け替えると。
下向きに水を出すことも出来ます。
水を止める時は、片手でキャップをロックできます。
最後に
今回はボトルの底にロープが通せる『プラティー 2』を使いましたが、他のボトルで使う時はネットに入れたり、底に穴あけ加工する事で同様の使い方ができると思います。
以下の4点があれば簡単に簡易蛇口が作れますので、ご参考までに。
①折り畳み式のボトル
②プッシュプルキャップ
③ロープ
④カラビナ