名店の味に背脂を加えた深みのあるカップ麺?「函館麺厨房あじさい 背脂塩拉麺」をレビュー
「函館麺厨房あじさい 背脂塩拉麺」を食べてみました。(2024年4月9日発売・東洋水産)
この商品は、函館の老舗有名店“函館麺厨房あじさい”の看板メニュー“味彩塩拉麺”+背脂の味わいをカップ麺に再現したもので、チキンとポークの旨味を利かせた透明度の高い淡麗系塩スープにガーリックや魚介出汁をバランス良く加え、歯切れの良い角刃の中細フライ麺が絶妙にマッチしたコク深い一杯、“函館麺厨房あじさい 背脂塩拉麺”となっております。
では、今回の“函館麺厨房あじさい 背脂塩拉麺”がどれほどチキンやポークを利かせた後味の良い淡麗系塩スープに仕上がっているのか?じんわりと染み渡る魚介出汁や昆布の旨味、コクを引き立てる背脂、すすり心地抜群な角刃仕様の中細麺との相性やバランスなどじっくりと確認していきたいと思います。
まず1食(99g)当たり467kcal。
食塩相当量は6.7gです。
次に原材料を見てみると、チキンやポークをベースに魚介出汁や昆布の旨味をバランス良く合わせたことで透明感のある塩スープに仕上げ、あっさりとした中にも深みがあり、さらに背脂によるコクが引き立ったメリハリのある味わいを想像させる材料が並びます。
フタを開けてみると、ご覧の通りすでに粉末スープなどが入っていて、フタの上には“特製油”と記載された調味料が別添されています!
では、熱湯を注ぎ2分待ちます。(必要なお湯の目安量:440ml)
そして出来上がりに“特製油”を加えてよくかき混ぜたところがこちら。
先ほどまでの麺や各種具材がふっくらとした仕上がりとなり、塩スープならではのキリッとした口当たりに動物系・魚介系の旨味がしっかりと馴染んだことでコク深くも最後まで飽きの来ない後味すっきりとした一杯…といった印象の出来上がりです。
麺は、ほんのり“ちぢれ”を付けたことでスープとの絡みも良く、さらに調理時間2分によって細いながらも強いコシが印象的で、すすり心地抜群な仕様となっており、そこにチキンやポークの旨味をベースに魚介出汁や昆布の旨味をバランス良く合わせた淡麗系塩スープがよく絡み、じんわりと染み渡るかのような魚介系の旨味や動物系のコクなどが口いっぱいに広がっていき、ふんわりと香る魚介出汁の風味やフライ麺ならではの香ばしさが後味良く抜けていきます。
トッピングには、こちらの味付豚肉以外に背脂加工品・メンマ・“ねぎ”が使用されていて、特にこの具材は…ほどよく味付けされた肉の旨味がじゅわっと滲み出す仕上がりとなっていたため、まずはスープと馴染ませながら食べ進め、後ほどコシの強い中細麺と一緒に絡めていただくと、より一層肉の旨味が際立って楽しめるかと思われます。
スープは、チキンやポークをベースに魚介出汁や昆布の旨味をバランス良く合わせたことによって透明度の高い淡麗系の塩スープに仕上がり、あっさりとしていながらも背脂が加わったことで物足りなさといった感じはなく、さり気なく動物系×魚介系のWスープ仕様によって複雑・繊細な旨味が際立ち、メリハリのあるテイストとなっています。
ということで今回“函館麺厨房あじさい 背脂塩拉麺”を食べてみて、じんわりと染み渡る魚介出汁が動物系の旨味によってコク深く引き立てられ、透明度の高い塩スープでありながらも背脂も加わったことで物足りなさといった感じは一切なく、丁寧に作り込まれた淡麗系の塩スープとして角刃の中細麺と絶妙にマッチした臨場感の高い一杯となっていました。
やはり函館と言えば…あっさりとした塩ラーメンといったイメージが強いわけですが、今回のフレーバーに関しては単純に魚介出汁を利かせただけでなく、しっかりと動物系の旨味や背脂を合わせたことによってコクが際立ち、後味すっきりとしていながらも物足りなさのない味わいがボリューム感たっぷりと楽しめるため、何度食べても飽きの来ない仕上がりと言えるのではないでしょうか?
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「函館麺厨房 あじさい」監修カップ麺 “背脂塩拉麺” 老舗店の味に背脂を加えたコク深い一杯