WBCミドル級チャンプの言葉
2年5カ月ものブランクを作ったWBCミドル級世界チャンピオン、ジャーモール・チャーロのカムバックまで、10日となった。32戦全勝22KOの現役王者ながら、暴行容疑で逮捕・起訴されたり、その後はメンタルを病んでしまったりと、かなり評価を下げた。
そのチャーロの声が届いた。
「自分の偉大さを示す2度目のチャンスを得たことに感謝する。トレーニングキャンプはとても楽しかったので、準備万全だ。対戦相手のホセ・ベナビデス・ジュニアは素晴らしいファイターであり、彼について悪いことは何一つ思い浮かばない。
ようやく自分の精神が身体に追いついた。最高の俺を見てもらえるだろう。生まれつき、肉体は強い方なんだ。今回は、細かい動きとスピードアップに取り組んできた。強い選手たちとスパーリングをしてきたので、トップコンディションが築けた。ベナビデスを眠らせる準備はできているぜ。
俺は全く錆びていない。この戦いに言い訳も無い。ベナビデスだって、俺が衰えたとは思っていないんじゃないか。しっかり働いてきたから分かる筈だ。これは、168パウンドでベナビデスの弟と戦う為の最初のステップだしな。ホセ・ベナビデス・ジュニアはトップレベルでは勝てない。彼は弟とは違うよ。俺が尊敬するのは弟の方だ。
俺は正面に立ってヤツと戦うつもりだ。だから逃げるなよ。何の不安も無い。彼の町全体を叩きのめしてやる」
ブランクの影響は、どう出るか?