大谷は3度目のシーズン40本塁打まで1本。ジャッジは3度目のシーズン50本塁打まで3本
今シーズン、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)は、39本のホームランを打ち、39盗塁を記録している。1シーズンに40本塁打以上と40盗塁以上の「40-40」を達成するのは、まず間違いない。ドジャースは、レギュラーシーズンを終えるまでに、あと34試合を行う。
大谷のシーズン40本塁打以上は、これまでに2度。2021年の46本塁打と昨シーズンの44本塁打がそうだ。ナ・リーグとア・リーグ、あるいは両リーグにおいて、40本塁打以上のシーズンが3度以上の選手は、11度のベーブ・ルースを筆頭に、49人を数える。
4度以上の26人と3度の23人は、それぞれ、以下のとおり。
直近の49人目は、アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)だ。ジャッジの場合、2017年が52本塁打、2022年が62本塁打、今シーズンは47本塁打――8月21日に46本目と47本目を打った――なので、シーズン40本塁打以上が3度を超え、シーズン50本塁打以上が3度となるだろう。こちらは、これまでに4人。ルース、マーク・マグワイア、サミー・ソーサが4度、アレックス・ロドリゲスは3度だ。
一方、大谷は、2021年に26盗塁、昨シーズンは20盗塁を記録している。1シーズンに40本塁打以上と20盗塁以上の「40-20」が3度以上の人数は、シーズン50本塁打以上が3度以上よりも少ない。4度のロドリゲスと3度の2人、バリー・ボンズとホゼ・カンセコだけだ。この3人とも、そのうちの1度は「40-40」を達成した。
なお、ジャッジの他に、シーズン40本塁打以上が3度の現役選手は――3度目にリーチをかけている大谷を含めずに――3人いる。
彼らのうち、ノーラン・アレナード(セントルイス・カーディナルス)のシーズン40本塁打以上は、3度ともコロラド・ロッキーズ時代。今シーズンは、8月21日に打ったサヨナラ・グランドスラムが、14本目のホームランだ。マイク・トラウト(ロサンゼルス・エンジェルス)は、すでに今シーズンを終えている。3・4月に10本塁打を記録し、5月以降は欠場した。ピート・アロンゾ(ニューヨーク・メッツ)は、今シーズン、4度目の40本塁打以上の可能性は皆無ではないものの、ハードルは低くない。それには、あと13本のホームランを必要とする。
また、カイル・シュワーバー(フィラデルフィア・フィリーズ)は、今シーズンも40本塁打以上なら、3シーズン連続3度目となるが、現時点の本数は、アロンゾより1本多いだけだ。