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【秋田県横手市】創業から約80年!横手市雄物川の老舗『なをこそばや』の名物ホルモン中華とは?

KANEYANライター/地域クリエイター(大仙市・横手市・仙北市・仙北郡)

横手市屈指の歴史ある食堂!雄物川で愛され続ける『なをこそばや』とは?

「はちじゅうねん!?」

創業から約80年を数える横手市雄物川の老舗食堂『なをこそばや』。ご主人からその歴史を聞いた私は、昨年のサッカーワールドカップで「ABEMA」の解説を務めた本田圭佑さんの名言「ななふぅん!?」に匹敵するテンションで目を丸くした。

昭和の時代から愛され続けて80年。今回の記事で紹介するのは、そんな横手市屈指の歴史ある食堂『なをこそばや』の名物・ホルモン中華である。

なをこそばや
なをこそばや

雄物川では有名なそのレジェンド店の扉を開けると、気さくなご夫婦が迎えてくれた。店内はカウンターのほかにテーブル席と小上りも完備。常連さんが麺を啜る小気味良い音を聞きながら、私はさっそくカウンターに掲げられた品書きに目をやった。

品書き

品書き
品書き

中華

しなちく中華:550円、中華(冷):500円、中華:450円、ホルモン中華:550円、わかめ中華:550円、天中華:550円、ざる中華:550円、山菜中華:550円、天肉卵中華:700円

ホルモン煮:300円

品書きは麺類一本勝負だ
品書きは麺類一本勝負だ

うどん

ホルモンうどん:550円、ざるうどん:550円、きつねうどん:550円、たぬきうどん:500円、肉うどん:550円、天肉卵うどん:700円、山菜うどん:550円、天ぷらうどん:550円

そば

冷がけそば:450円、たぬきそば:500円、ホルモンそば:550円、山菜そば:550円、わかめそば:550円、肉そば:550円、天ぷらそば:550円、天肉卵そば:700円、ざるそば:550円

『なをこそばや』の品書きは中華、うどん、そばの麺類三本柱で勝負。全体的にリーズナブルな価格設定が嬉しい。屋号からそばも気になるところだが、本日は名物のホルモン中華でファイナルアンサーだ。

魚介の出汁と柔らかホルモンが強力タッグ!リピート必至の老舗蕎麦屋のホルモン中華とは?

ホルモン中華:550円
ホルモン中華:550円

ホルモン中華が到着。……って、コレで550円とはガチで安い。もはや食べる前から感謝申し上げたい一杯だ。具材は中華には外せないワカメやシナチクやネギ、そして本日の主役であるホルモンがたっぷりと鎮座。期待に胸と胃袋を躍らせながら、さっそく噂のホル中をレッツイートだ。

老舗蕎麦屋の中華の味は如何に?
老舗蕎麦屋の中華の味は如何に?

……おお、コレは良い。醤油ベースのスープから煮干しや鰹節といった魚介系の旨味が感じられ、安定の中細縮れ麵がその出汁と見事にマッチ。歯ごたえのあるシャキシャキのシナチクも良い仕事をしている。

魚介の出汁と柔らかホルモンが強力タッグ
魚介の出汁と柔らかホルモンが強力タッグ

そしてこの主役のホルモンはトロトロで臭みも全くない。味付けは醬油ベースでスープとの相性も抜群だが、お好みで卓上にある七味を投入してみるのもアリだろう。魚介の出汁と柔らかホルモンが強力タッグを組んだ蕎麦屋のホルモン中華。リピーターが多いのも頷ける一杯だ。

丁寧に煮込まれたホルモン、ベースとなるスープのポテンシャル、そして新参者の私にも気さくに接してくれるご夫婦の親切さ。地元のご常連はもちろん、ちょっぴり遠方からのファンも多い『なをこそばや』だが、その秘密が私にも垣間見えた気がした。

「近いうちに、また来よう」

ごちそうさまをして歴史ある蕎麦屋を後にした私は、冬の雄物川の澄んだ空気を吸いながら、密かにそう思った。

【店舗情報】
なをこそばや
住所:秋田県横手市雄物川町沼館355-14
営業時間:11時~15時(売切れ次第終了)
電話番号:0182-22-2010
定休日:第1日曜日、第3日曜日

ライター/地域クリエイター(大仙市・横手市・仙北市・仙北郡)

大仙市在住のWEBライター。趣味は酒場巡り。現在はYahoo!で地域情報を発信しているほか、秋田市のフリーペーパー「あおぽ」でグルメ記事の執筆や「大仙経済新聞」の運営にも携わっています。

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