【京都市下京区】早咲き桜「春めき」が満開!四条烏丸近くの旧成徳中学校校舎
こんにちは。京都コーディネーターのまーちです。
「早咲きの桜が満開」との情報を得て、下京区の高辻通にある旧成徳中学校へ向かいました。
四条烏丸から烏丸通を下って、高辻通を西に少し進むと旧成徳中学校校舎が見えてきます。
成徳中学校は2007年に閉校し、現在は統合後の下京中学校成徳校舎として部活動等でグラウンドや新設体育館が活用されています。また、地域の自治会や祇園祭山鉾連合会などもこの施設を利用してらっしゃるそうです。
閉校後に高辻通沿いに早咲きの桜が植えられており、ちょうど今、満開を迎えています。
校舎近くにあった説明書には、こちらの桜は「春めき」という品種で神奈川県足柄市で生まれた早咲き桜だそう。
ソメイヨシノよりも少し色が濃くぼんぼりのようにボリュームのある桜で、咲き始めは紅く、開花が進むと淡くなるのが特徴です。もう満開でしたので淡いピンクですね。
昭和6年に建てられた鉄筋コンクリート製校舎のアーチ型の窓など、クラシカルな雰囲気と春めき桜がよく合っています。この珍しい春めき桜は、成徳学舎の前管理主事の先生が私財を出して寄贈されたものだそうです。ずっと昔からある桜だと思っていたのですが、そんな先生方の思いがあり、旧成徳中学校は今や早咲き桜の名所になったんですね。
また、今回の現地取材して初めて知ったのですが、この旧成徳中学校は「軟式野球発祥の地」だそうです!
野球は明治時代にアメリカから伝わり、大正時代には日本でも人気スポーツになったのですが、野球を安全かつ手軽に楽しめるよう野球用ゴムボールが開発され、大正8年に成徳小学校(のちの成徳中学校)で軟式野球大会が開催されました。それが軟式野球の始まりです。校舎の側には、ボールとバットを持った少年の像も建っていましたよ。
明日にかけては雨も降るようですが、今週末までは旧成徳中学校校舎で、満開の春めき桜が楽しめるかと思います。ぜひお買い物やランチと合わせて桜散策へお出かけしてみてはいかがでしょうか?
旧成徳中学校校舎
京都市下京区烏丸高辻西入る繁昌町290
四条烏丸交差点から徒歩5分程度
※駐車スペースはないため、近隣のコインパーキングや公共交通機関のご利用がおすすめです。
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