年中無休・24時間営業・福岡最安値《創業以来50年近く守り続ける他所を圧倒する博多ラーメン290円》

ラーメンアンテナ｜福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

1/6(月) 7:31

安くて早くて美味しい福岡を代表する人気店

福岡県福岡市博多区の堅粕。1976年（昭和51年）の「はかたや」1号店の「博多ラーメンはかたや堅粕店」の開業以来、今年で49年という歴史と伝統を誇る博多ラーメンの老舗店。いま現在、福岡県の福岡市とその近郊に9店舗を展開し、年中無休・24時間営業の店舗が今も2店舗（福岡市博多区堅粕の「はかたや堅粕店」と同博多区上川端町の「はかたや川端店」）あり、創業以来、変わることなく地元の人々に寄り添い続け「博多ラーメン1杯を290円」という低価格で提供してきた結果、いつの間にか福岡での最安値のお店にまで昇りつめてしまった。「安くて、早くて、美味しくて、いつでも食べられる便利なお店」という昔からのコンセプトを一途に守り続けている福岡・博多を代表するチェーン店。

年末の早朝にも賑わう店内でサクッと1杯

昨年末の12月31日。早朝から暇を持て余し「朝ラーメン」を食べに行くことに。とりあえず朝でも開いているお店が最低2軒ある、福岡県福岡市博多区上川端町の「川端商店街」へ向かうことに。近くの有料駐車場に車を停め、3軒のラーメン店が並ぶ場所へ移動。

右手から、まだこの日は営業開始前の「中洲川端きりん（以前は早朝も開いていたのでよく通っていた）」、その隣が24時間営業の〈博多ラーメンはかたや川端店〉、そして川端商店街の通りを挟んだ反対側に「元祖ラーメン長浜家（通称：家②）」があり、営業中で賑わっていた。ちょっと思案しつつ、この日は〈博多ラーメンはかたや〉の気分。

年末のせいもあるのかもしれないが、外にある券売機前にも列ができ、店内も立ったまま順番を待つ人もいるほど賑わう人気ぶりだった。

フードコートのようなセルフ方式の店舗展開

〈博多ラーメンはかたや川端店〉は、郊外店の多い「はかたや系列店」の中に、いくつかある「セルフ方式」の店舗の一つ。外にある券売機での選択は、いつものお気に入りな1杯を選択。

まずはベースとなる最上段の「博多ラーメン290円」の中の、左から2つ目の「カタ」を選択し発券。そこにトッピングの「煮玉子具150円」と「きくらげ具50円」を追加し、それでもワンコイン（500円）以下の合計「490円」という破格値。

食券を購入後、厨房前の受取カウンターに並ぶ先客の最後尾で待つことしばし。順番が回ってきてスタッフさんに食券を手渡しするのみ。麺の硬さはあらかじめ食券で選択するシステムになっていた。店内は「元祖長浜屋」的な大きなテーブル席が2つあるのみの相席食堂のような雰囲気。手前の大テーブルの隅っこに空席を見つけ腰を下ろして注文の品が出来上がるのを待つこと少々。番号を呼ばれると同時に半券を持参しトレーに乗せられた注文の品と交換。自ら席まで配膳しサクッといただくことに。

豚骨のスープは、どちらかといえばサラリとしたタイプで博多ラーメンの中でも透明感のある長浜系のスープに近い印象で、脂感が強めな一杯に仕上がっていた。自家製の細ストレート麺もスープにピタリとハマる、格安の一杯には似つかわしくない洗練された逸品。大変美味しくいただきました。

昔も今も変わらず博多ラーメン1杯が290円

オープン以来、一途に守り続けてきた設定価格「290円」。どんな時代でも気軽に安心して食べられる1杯でありたいという想いから、他店の追随を許さない圧倒的なリーズナブルなこの価格に。もちろん、そこにはチェーン展開という強みはあるにせよ、それ以上の企業努力によるものが大きいのではないだろうかと想像する。

同グループで別ブランドの「博多ラーメン膳」は、ずっと低価格を維持しながら、その時々の時代の流れに合わせて、価格を280円→320円→290円→320円と変動しながら運営されている。それくらい「はかたやブランド」については「はかたや＝290円」という不変のイメージは今後も変わることなく続いていくのだろうか。

福岡市内とその近郊に現在9店舗を展開中

今回ご紹介した〈博多ラーメンはかたや川端店〉と福岡市博多区の堅粕の「はかたや堅粕店」の2店舗は現在も24時間営業を継続中。その他、博多区東光寺に「はかたや筑紫通店」、南区那の川の「はかたや百年橋店」、早良区西新の「はかたや西新店」、中央区警固の「はかたや警固店」、太宰府市高雄の「はかたや太宰府店」、春日市宝町の「はかたや春日店」、大野城市錦町の「はかたや大野城店」と、2025年1月現在、9店舗を擁して展開中。福岡市内やその近郊のポイントにお店が点在しているので、どこかお近くに行かれた際は、ぜひお立ち寄りください。