「洋梨」をスーパーで買った後!追熟のたった1つの見分け方【青果物のプロ】農業女子歴15年が伝授
秋から旬を迎える「洋梨」シーズンです。特に肌寒くなると、なぜかとてもおいしく感じられる果物です。黄色や黄緑色の皮の「洋梨」が売場に並ぶ光景はうれしくなります。完熟で販売されているものもありますが、洋梨はほぼ「追熟」して食べる果物だと思ってもらった方が正解です。せっかく購入してきても、カチカチでどうやって食るのがいいのか?わからないことが多いかと思います。せっかくならおいしく食べたいものなので、しっかり「追熟」の見極め方を伝授しますので、参考にしてください。
スーパーなどの売り場にはさまざまな品種
スーパーなどの棚には、さまざまな品種が販売されてます。洋梨は、品種によって皮の色が違うということを覚えておくだけでもいいです。さらに産地によっても、出荷時期が少し違います。印象的なのは、「ル レクチェ」でしょうか。最初から皮が黄色なので販売されている様子をみても、ザ・洋梨!という印象かもしれません。
購入するときのポイント!
洋梨は「追熟」して食べる果物です。そのため、購入する際には、かたいものを選んで自宅でじっくり追熟して食べてください。少しやわらかなものも販売されていますが、もちろんそれでもいいのですが、売り場でいろいろな方がさわってやわらかくなってしまった場合もあり、その場合はそこから劣化することが考えられるので注意が必要です。
室温でじっくり追熟させます
乾燥しないように、新聞紙やペーパーにくるんでからビニール袋に入れて、室温で追熟させます。追熟を早めたい方は、一緒にりんごを入れておくと通常よりも、早く追熟するので、そちらも挑戦してみてはいかがでしょうか。品種によっては皮の色の変化があり、わかりやすいものもあります。目安の色シールがついている場合もあるので、それらを参考にするのもオススメです。
追熟の見極め!最大ポイント
一番の特徴は、軸のまわりがシワシワになったときが追熟が進んだ状態です。洋梨の上部、へたのまわりが少しだけやわらかくなってきたら、食べごろサインなので、じっくり洋梨を手元において実験するのも楽しいです。
芳醇な最高の香りが!
追熟が成功すると、芳醇ないい香りがします。旬の時期のフルーツは、味も最高にいい状態です。買ってきてすぐ食べようとは思わず、じっくりじっくり育てる気持ちで追熟を楽しみ、最高のタイミングを見つけてくださいね。
※この記事には個人の見解を含みます。
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