【売り切れ続出も】キャンプの酒が格段に美味しくなる100均ギア3選
利酒師の渡邉です。
キャンプの楽しみといえば酒。
私は現在、「日本キャンプ協会インストラクター」兼「きき酒師」として、キャンプとお酒のプロとして活動しています。
それは言い換えると、”キャンプでいかに美味しくお酒を飲むかだけを考えて生きている”ということでもあります。
今回はそんな私も愛用している、
「使うだけでキャンプで飲む酒が格段に美味しくなる100均ギア」
を3つ、プロの視点から紹介します。
すべて100均で買えるので、お気軽に手にとって試してみてください。
スキットルが100均で買える時代
焚き火にあたりながら、スキットルに入ったウイスキーをクッとひと口。
男なら誰もが1度は憧れたことのあるワンシーンではないでしょうか。
そのスキットルがダイソーで買える時代がやってきました。お値段は330円。
「使ってみたい気はするけど、正直必要なのかわからない」と思っている人も多いと思いますが、この値段なら気軽に試せるのではないでしょうか。
キャンプで食べる食事が普段の何倍も美味しいことを知っている皆さんには、食べ物の味がシチュエーションで変化することはもはや説明不要でしょう。
やはり雰囲気というのは非常に大事です。そしてスキットルはとても雰囲気が出ます。
薄い形状で携帯性にも優れるので、実用性もあります。瓶でウイスキーを持っていくのは嵩張りますからね。洗いにくいという点がやや難点ですが。
「度数の高い蒸留酒をストレートでグビグビ飲めませんよ」という人も、次に紹介するギアと組み合わせれば、別の便利な使い方をすることもできます。
ダイソーにて一時期品薄だった時期もありましたが、最近また見かけるようになったので今が購入のチャンスかもしれません。
1つで3役の働き。セリアのミニシェラカップ
続いてのキャンプギアはセリアの110円ミニ・シェラカップ。
一見、酒とは何の縁もなさそうですが、非常に多機能な酒キャンプギアです。
キャンプにおける最高のお猪口
まず、1つめの使い方は、日本酒のお猪口として。
35mLの容量がお猪口にぴったりなサイズ感。
キャンプの代名詞ともいえるシェラカップのシルエットのおかげで、アウトドアな雰囲気が非常に色濃くなり、気分がぐんと高まります。
きき酒師は酒器を選ぶ上で、「実用面」や「演出面」といった観点に注意を払いますが、これは完全に”演出”に振り切った酒器選びと言えます。なので、その分雰囲気は抜群。
最高のキャンプ酒が味わえます。
キャンプでもスマートにハイボールを作れる
2つめの使い方は、ハイボールなどを作る際のメジャーカップとして。
内側には、2つの目盛りがついており、15mLと30mLの計量が可能です。
「100均の製品だしな」と、私もはじめは目盛りの精度を疑っていましたが、自宅の秤りで試したみたところ、全く問題ありませんでした(ロット間差はあるかもしれません)。
わざわざメジャーカップを持っていくのは躊躇する面もありますが、シェラカップで代用できるのであればありがたい話。
先に紹介したスキットルからこのシェラカップにウイスキーを注いでハイボールを作れば、そこはキャンプ感満載のバーへと領域展開。これ以上無いくらい大人のキャンプを演出できます。
ショットグラスとしても
3つめの使い方はショットグラスとして。
テキーラでも注いで、仲間と「cheers!(乾杯)」すれば、きっと大いに盛り上がることでしょう(私は友達がいないのでやったことはありませんが)
実は優秀な酒ギア。ダイソーのラージメスティン
最後のギアはダイソーのラージメスティン。お値段は1100円です。
炊飯や煮物など色んな使い方ができますが、今回は写真のとおり熱燗を作るのに使います。
今は4月ですが、夜はまだまだ肌寒く、晩酌にはお燗が非常に美味しい。心に染みます。「肌寒さ」「焚き火」「キャンプ場の自然」と「お燗」の相性は本当に抜群で、まだやった事ない方は絶対に試してみてください。
燗をつけるのは直火ではなく湯煎が基本です。ラージメスティンで鍋物をこしらえつつ、いっしょに燗もつければ、熱源もスペースも有効に使えます。
また、焚き火を熱源にして燗をつけると、焚き火の煙がお酒に移って、燻製したような風味の熱燗が出来上がります。
これもまた美味しいですので、熱燗の味変がしたくなったら試してみてください。同じく燻製食品であるいぶりがっこチーズをつまみにすれば、もう何も言うことはありません。
酒だけ温められればいいという方は、シェラカップにお湯を張って、徳利やカップ酒をつければ省スペースで済みます。
以上、100均で買える優秀な酒キャンプギア3選でした。
手軽に1つ上の酒キャンプを楽しみたい方はぜひ手にとって見てください。ありがとうございました。
乾杯。