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レンドーンの出場19試合で離脱は自己最速!? トラウトはフェンスに衝突

宇根夏樹ベースボール・ライター
アンソニー・レンドーン(ロサンゼルス・エンジェルス)Apr 17, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 4月21日、ロサンゼルス・エンジェルスは、三塁手のアンソニー・レンドーンを故障者リストに入れ、内野手のエイレイ・アドリアンザをアクティブ・ロースターに加えた。

 レンドーンは、前日の1回表に打席から一塁へ走った際――内野安打となった――左の太腿裏を痛め、そこで交代した。今シーズンは、この試合を含め、エンジェルスの21試合中19試合に出場し、打率.267(75打数20安打)と出塁率.325、長打は二塁打が3本。最初の5試合は打率.000(19打数0安打)と出塁率.050ながら、その後の14試合は打率.357(56打数20安打)と出塁率.413を記録していた。

 2021年以降の故障者リスト入りは、これが9度目。過去3シーズンも、シーズン序盤に離脱している。2021年は、出場8試合→故障者リスト(左股関節)。2022年は、出場41試合→故障者リスト(右手首)。2023年は、出場30試合→故障者リスト(左股関節)だ。そこから復帰までの欠場は、それぞれ、11試合、13試合、21試合。シーズン全体の出場は、いずれも60試合に届かなかった。

 レンドーンは、今シーズンが7年2億4500万ドル(2020~26年)の契約5年目だ。6月初旬に34歳の誕生日を迎える。

 レンドーンが不在の間、三塁は、ミゲル・サノールイス・レンヒーフォに、ブランドン・ドゥルーリーが守ることになるだろう。4月20日は、レンドーンの代走として出場したザック・ネットが遊撃の守備につき、レンヒーフォが遊撃から三塁へ移った。4月21日は、サノーが三塁を守った。

 一方、マイク・トラウトは、4月21日の試合で、センターを守っていて、フェンスに衝突した。6回裏にジェイマー・キャンデラリオ(シンシナティ・レッズ)の打球を追っていき、ジャンプしたものの捕ることができず、そのまま顔面からフェンスにぶつかり、ひっくり返った。

 もっとも、その後の3イニングも、トラウトは出場し続けた。今のところ、大事には至っていないようだ。

 こちらは、12年4億2650万ドル(2019~30年)の契約6年目。8月初旬に33歳となる。今シーズンは、エンジェルスの22試合すべてに出場し、打率.244(86打数21安打)と出塁率.323、8本塁打と5盗塁を記録している。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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