藤井聡太叡王(19)突き放すか? 出口若武六段(27)追いつくか? 5月15日、叡王戦五番勝負第2局
5月15日。愛知県名古屋市・名古屋東急ホテルにおいて、第7期叡王戦五番勝負第1局▲出口若武六段(27歳)-△藤井聡太叡王(19歳)戦がおこなわれます。
第1局は藤井叡王が先手で戦型は相掛かり。結果は93手で藤井叡王の勝ちでした。
第2局は先後が替わって、出口六段の先手となります。
両者がともに棋士になって以降の対戦成績は、藤井3勝、出口1勝です。
藤井叡王の今年度成績は1勝1敗です。
史上初の八冠制覇が期待される藤井叡王。六冠目となる王座では、本戦トーナメント1回戦で大橋貴洸六段に敗れ、今期敗退が決まりました。
出口六段は王座戦1回戦、阿久津主税八段に敗れています。出口六段の今年度成績は4勝3敗です。
出口六段は第1局がおこなわれた4月28日が誕生日で、27歳になりました。
藤井叡王は7月19日が誕生日で、20歳になります。
将棋界で十代のうちにタイトルを獲得した棋士は、屋敷伸之現九段(棋聖2期)、羽生善治九段(竜王1期)、そして藤井叡王(計7期)の3人しかいません。
藤井叡王はこれまでに棋聖2期、王位2期、叡王1期、竜王1期、王将1期を獲得。タイトル戦番勝負で敗退した経験はまだありません。十代のうちに、さらにタイトル数を増やす可能性もあります。
叡王戦五番勝負は持ち時間各4時間(チェスクロック方式)。9時に対局が始まり、昼食休憩をはさんで、通例では夕方から夜にかけて終局となります。