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【手帳を続ける方法】手帳が続かないとお悩みの人へ!毎日書かなくてもいいです。ちょくちょく書きましょう

舘神龍彦デジアナリスト・手帳評論家・歌手

 手帳が続かない。

 よく聞く悩みです。

 毎年年末か年始には手帳を買って使おうと意気込むのはいいのだけれど、2月の半ばぐらいには使わなくなってしまう・・・。

 こういうことをよく聞くのですが、これは実はかんたんに解決できます。

 手帳が無理なく続く方法。それはちょくちょく見て書くことです。

 こんにちは。デジアナリスト・手帳評論家・歌手の舘神龍彦(たてがみたつひこ)です。

 今回は手帳を予定管理ツールとして使うときに、無理なく続く方法について解説します。

手帳を予定管理ツールとして使う

 まず1つ確認です。

 今回の記事は、手帳を予定管理ツールとして使うときの方法について解説しています。現時点では、手帳はライフログ用とか、日記メモ用途にも使われています。

 そしてこの記事では、手帳を予定管理ツールとして使うことを想定しています。

 まずこのことをおぼえておいてください。

手帳を無理なく続けるには

 さて本題です。手帳を無理なく続けるたった1つのコツ。

 それは、ちょくちょく開いてちょくちょく記入することです。

 これは手帳というか、時間全般についての考え方なのですが、予定は毎朝確認するものではありません。

 正確には、毎朝確認すると同時に、ちょくちょく確認するものです。

 もっと具体的に言えば、手帳には予定が決まった時点でそれを記入する。

 その日の朝に予定を記入するのではないのです。その日の朝に記入しようとするから、続かないのです。
 つまり、手帳は日記ではないのです。

 そうではなく、予定は決まった時点で記入する。これを続ける。

 こうすれば、手帳が続かないことはなくなります。

 念のために別のたとえを使って説明しましょう。

可処分時間の残高照会

 これを読んでいるみなさんは、銀行口座をお持ちだと思います。

 そして、日常的に使う口座は、ATMで記帳したり、オンラインバンキングで残高をたまに見たりしていると思います。

 そして、手帳に予定を記入するのは、これを同じなのです。

 利用できる残りの時間を残高照会しているようなものなのです。

 たとえば、今度の週末、土曜日に友人から相談事で呼び出された。午後2時から1時間ほど渋谷のカフェで話す。こういう予定が決まったとしましょう。

 この予定が決まった時点で、それを手帳に記入するのです。

 そして、前後の時間にどうするかを決めるのです。

 たとえば、渋谷のカフェまで井の頭線に乗って、駅から歩いてトータル30分。

 午後2時から3時までカフェ。

 3時以降は、渋谷の東急ハンズによってバッグを見る。だいたい1時間。

 それから帰宅。やはり30分。

 こういう感じで、予定の前後の予定、この場合は移動時間を書くのです。

予定が入るたびに開いて記入する

 予定が入るたびに、手帳に必ず記入する。すると利用できる残り時間が見えるようになります。

 これが可処分時間の残高照会です。

 これをやっている限り、手帳が続かないと言うことはないと思います。

 また、手帳で予定を管理している人は必ずこれをやっているはずです。

 スマホやそれと連携するGoogleカレンダーで予定を管理している人もおそらく同じやり方だと思います。

 なので、予定は決まったらすぐに記入しましょう。そして前後の時間の使い方も考えて記入しましょう。関連するメモなどもメモ欄に書いておきましょう。

 これが手帳が自然に続く方法です。

デジアナリスト・手帳評論家・歌手

デジアナリスト・手帳評論家・歌手。著書『手帳と日本人』(NHK出版新書)は週刊誌の書評欄総ナメ。日経新聞「あとがきのあと」登場ほか大学受験の問題に2回出題。『凄いiPhone手帳術』(えい出版社)『システム手帳新入門!』(岩波書店)等著書多数。「マツコの知らない世界」(TBSテレビ)「HelloWorld」(J-WAVE)はじめテレビ・ラジオ出演多数。講演等も。手帳ユーザーを集めた「手帳オフ」を2007年から開催する等トレンドセッター的存在。手帳活用の基本をまとめた「手帳音頭」をYouTubeで公開中。認知症対策プロダクト「おぼえている手帳」は経産省オレンジイノベーションプロジェクト事業採択。

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