14勝1敗vs.13勝1敗のフェザー級10回戦
コロラド州デンバー出身のミサエル・ロペスの戦績は14勝(5KO)1敗。テキサス州ダラス出身のエドワード・バスケスが13勝(3KO)1敗。両者はSHOWTIMEが続ける若手育成番組『SHOBOX』で、フェザー級10回戦として対峙した。
ロペスが『SHOBOX』に出場するのは、これが3度目。SHOWTIMEに目をかけられているのは、間違いなかった。
しかし、ペースを握ったのはバスケス。第2ラウンド中盤にロペスのテンプルに左フックをぶち込みダウンを奪う。ロペスはすぐに立ち上がったが、さらに数発を浴びる。
バスケスは、96-93、95-94、94-95のスプリットディシジョンで勝利を掴んだ。
勝者は言った。
「自分はスコアカードよりも大きな差をつけたと思う。2回にロペスが倒れた点が明暗を分けたと思う。ヤツは手数も少なかったよね。ダメージも無いし、明日はハーフマラソンを走るよ」
ロペスも話した。
「バスケスはパンチがなかった。自分のダウンは、スリップと判定されるべきだった。エンジンのかかりが遅かったけれど、中盤以降はアウトボクシングでバスケスを圧倒したつもりだよ」
アグレッシブで常に前に出るファイター、バスケスと、ロペスのアウトボクシングがぶつかり合う見応えのある一戦だった。バスケスは終始、ロペスのパンチに合わせる左フックのタイミングを計っていた。両者はリング中央で打ち合った。
生き残ったバスケスは大きな自信を得たことだろう。一方、『SHOWBOX』で2度目の黒星を喫したロペスは、いかに己のキャリアを立て直すか。