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【土浦市】「れんこんサブレーハスだっぺ」のパッケージ作りに「中村屋」がかかわっているって知っていた?

コイケケイコ土浦在住ライター(土浦市)

土浦駅構内や土浦みやげを扱うお店で見かけることの多い「れんこんサブレー ハスだっぺ」。

土浦を代表する銘菓のひとつですが、このお菓子の開発に土浦駅にほど近いパン屋さん「中村屋」がかかわっているのをご存じですか?

店内右側の棚になにやら見たことのあるお菓子の箱が・・・

土浦駅西口より徒歩約5分。八間道路沿いにある「中村屋」は、昭和22年(1947年)に創業し、今年で76年目を迎えます。

近隣に勤めるビジネスマンや地元の人たちにも長く愛され続けているお店には、毎日工房で焼くパンが並んでいます。

店内入って右側の棚には進物用の箱が陳列されています。

よく見てみると、この見本の箱、土浦駅構内のコンビニエンスストアなどで販売しているお菓子「れんこんサブレ― ハスだっぺ」ではありませんか!

箱に描かれたれんこんの絵と文字は二代目店主によるもの!

「れんこんサブレー ハスだっぺ」(12枚入)1080円、(24枚入)2160円、(36枚入)3240円
「れんこんサブレー ハスだっぺ」(12枚入)1080円、(24枚入)2160円、(36枚入)3240円

箱の後ろの販売者の欄を見ると土浦市真鍋にある「有限会社ギフトセンター土浦レンコンホンポ「ハスだっぺ」」と記載されています。「中村屋」で作っているわけではなさそうだし、販売元でもなさそうだし・・・はて、一体どのような関連があるのでしょうか。

「この箱に描かれているれんこんの絵と『れんこんサブレー ハスだっぺ』の文字は、うちの二代目店主が手がけたものなんです」と教えてくれたのは、三代目店主の浅野さん。二代目店主は、浅野さんのお父さまです。

8枚入りの小さなサイズは箱の形やイラストが異なります。

箱に描かれた筑波山と霞ヶ浦、七福神が乗った帆引船も浅野さんのお父さまである二代目店主によるものなのだそう!

土浦土産にぴったりの絵と700円という求めやすい価格で人気を得ています。

毎日食べても飽きない味にこだわったパンたち

店内入って左側の棚には、その日の朝に焼いたパンが並んでいます。「中村屋」のパン作りは、毎日食べても飽きない味や食感を重視しています。また、たくさん食べてほしいという想いから、リーズナブルな価格帯であることも「中村屋」ならではの魅力です。

調理パンに用いるパンは、食材の味を邪魔しないことを大切にした素朴でシンプルな味わい。人気のフィレオフィッシュは、からりと揚がったフライとタルタルソースの旨み、しっとりとしたパンの食感のハーモニーが格別です。

リピート確定! 冬季限定仕様のフロランタン

焼菓子コーナーには、マドレーヌやれんこんの粉末入りのパウンドケーキなど、手土産やおやつにも最適なスイーツが揃っています。

この時期の私のおすすめは、フロランタン(170円)です。

フロランタンは、クッキー生地にナッツ類を乗せて焼き上げたフランス生まれのお菓子。サクサクのクッキー、キャラメル化したソースなど、手間暇がかかるお菓子としても知られています。

冬季限定バージョンとして販売されている「中村屋」のフロランタンは、裏にチョコレートが塗られているのが特徴です。「気温の低くなるこの季節だからできるコーティングなんです」と浅野さん。絶品ですので、甘い物好きの方はぜひ召し上がってみてほしいです!

現在お休み中の「亀城まんじゅう」も間もなく販売再開!

「中村屋」の代名詞でもある「亀城まんじゅう」は、土浦名産みやげ品コンクールで高い評価を得る品で、創業当時から人気を博しています。

ゆずの香りが芳しい白あんが「亀城まんじゅう」の特徴ですが、この白あんの味わいをさらに高めたいと、一時販売を中断して仕込みの最中です。販売再開の予定は春先を予定しています。その時はまたご紹介しますので、お披露目を楽しみにお待ちください!

<店舗情報>

中村屋

住所:茨城県土浦市桜町1-15-12 MAP

電話番号:029-823-1555

営業時間:8:00~19:30

定休日:日曜・祝日

駐車場:なし

支払い方法:現金

ホームページ:なし

土浦在住ライター(土浦市)

土浦市在住のフリーランスの編集・ライター。海外・国内の旅行関連のガイドブックや書籍制作をはじめ、ブライダル情報誌の編集にも携わる。食べること・飲むことが好きで、趣味が興じて最近では食を中心にWEB、紙媒体などで取材執筆活動中。地元土浦の飲食パトロール、歴史やカルチャー学習も積極的に行っています。

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