【東京オートサロン】史上最大のカスタムカーイベントが開幕!
千葉県・幕張メッセで恒例の「東京オートサロン(TOKYO AUTO SALON 2014 with NAPAC)」が1月10日(金)に開幕した。今年で32回目を迎えた東京オートサロンは初日から好天にも恵まれ、午後1時の一般特別公開が始まる時間には多くの観客が会場に詰めかけた。自動車展示イベントとしてはもちろん国内最大の規模。それだけでなく、幕張メッセ国際展示場のホールを全て使用するイベントは年間を通じても珍しいということで、チューニングカー&カスタムカーのイベントとしては世界最大級のイベントになっている。
会場の「オートサロンTV」の司会を務める筆者が現地からその熱気を伝えるレポート。まずはVol.1。
スバルWRX STIが先行お目見え。ニュル参戦へ
1月10日(金)の午前中は業界関係者・報道関係者に向けた展示時間となり、国内外から数多くのプレスも詰めかけた。そんな中、富士重工(スバル)は驚きのクルマを記者会見で披露した。
今年で7年連続の出場となるドイツ・ニュルブルクリンク24時間耐久レースへの参戦を発表したが、参戦車種は「スバルWRX STI」。ベース車両は1月13日から開幕するデトロイトモーターショーで公開される新型のWRX STI。なんとまだ未発表のモデルのニュル24時間仕様車が先行で姿を現したのだ。スバルはこのマシンで佐々木孝太、吉田寿博を軸に外国人ドライバーを起用して過酷な闘いに挑むことになる。
また、同時に「SUPER GT」のGT300クラスに引き続きBRZでの参戦を行うが、佐々木孝太のパートナーとして、若手の井口卓人のレギュラーでの起用が発表された。
日産の目玉はニュル市販車最速仕様のGT-R
ニュルブルクリンクに関する話題といえば、日産も量産車で世界最速タイム(7分8秒679)をマークした「NISSAN GT-R NISMO」のパーツを組み込んだNISMO N Attack Packageを披露。今年の夏くらいに発売される最速仕様のGT-Rは海外のプレスからも人気の的になっていた。
日産ブースはこれまでの赤と黒を基調にした力強いイメージに加え、白も加えたブース作りを展開。モータースポーツ車両としては「SUPER GT」2014年仕様のNISSAN GT-R NISMO GT500やルマン24時間レースに参戦するZEOD RCなどを展示し、モータースポーツで培った活動と市販車へのフィードバックをグローバルにPRしている。
ホンダはN-ONEのワンメイクレース車両を5台展示
ホンダブースでは4輪、2輪の様々なカスタマイズされたモデルが展示されているが、今年の注目は「SUPER GT」2014年仕様のNSX-CONCEPT GTの展示。レースカーそのままの展示は目を引き、非常に近い距離で新しいGT500マシンに触れ合える。
そして、モータースポーツの展示としては、今年からスタートする軽自動車「N-ONE」のワンメイクレース仕様車を5台展示。実際にクルマに乗り込むことができる展示になっており、カラフルに彩られた可愛いレースカーは女性にも注目されそうだ。
トヨタGAZOO Racingはニュルの体制も発表
トヨタはGAZOO Racingブースをはじめ、様々なカスタマイズブランドのブースを展開しているが、派手なイベント演出よりも、平置きされ、コクピットに搭乗できるクルマの多さが目を引く。豊田章男社長の肝入りプロジェクトでもあるGAZOO Racingではマニュアルミッションの「マークX」などが特に来場者の興味を駆り立てていた他、周辺ブースと共に「トヨタ86」「スバルBRZ」の86/BRZレース出場者を多数展示している。
そんな中、豊田社長がプレスカンファレンスに登場し、「GAZOO Racing」のニュルブルクリンク24時間レース出場の体制を発表。今年はLEXUS LFAが2台、86が1台の3台を出場させ、LFAは排気量を5.3Lにアップした「コードX」を、そして「86」もかなり攻め込んだ仕様のマシンを投入するということで、今年のニュルには相当な気合いが入っている事を感じる事ができる。
キャンギャルの数も凄まじい!?華やかな展示の数々
「東京オートサロン」の見所と言えば、クルマだけでなくキャンギャルも注目の的。各ブースに美しいキャンギャル達が華を添え、カメラを構えた男性達が取り囲む光景は毎年の恒例となっている。数は数えてはいないが、ブース出展が増え、過去最大規模になり、キャンギャルの数も昨年比で増えた!?そんな印象をもつ。
とにかく、見所満載の「東京オートサロン」は残すところ11日(土)、12日(日)の2日間、千葉県・幕張メッセで開催。来場者の数も増え続けているので、ぜひ早い時間から余裕をもって来場し、所狭しと並んだクルマ、(キャンギャルも!?)展示をお楽しみ頂きたい。
また、Vol.2として会場からレポートをお届けする予定。