アメリカ海軍のMQ-25空中給油無人機が空中給油実験に初成功
JSF軍事/生き物ライター
2021年6月7日、ボーイング社は開発中のアメリカ海軍空母搭載用空中給油無人機「MQ-25スティングレイ」が空中給油に初めて成功したと発表しました。
6月4日に試験飛行を行ったMQ-25試験機T1は左主翼下に装着したARS(空中給油ポッド)から給油ホースと繋がったドローグを正常に伸ばし、飛行中の有人戦闘機F/A-18Fスーパーホーネットがプローブをドローグに差し込んでジェット燃料を補給することに成功しています。
アメリカ海軍ではプローブ&ドローグ空中給油方式になります。
- プローブ(probe)・・・ドローグに差し込む補給用の探針の管。
- ドローグ(drogue)・・・給油ホースの先に付ける安定用吹き流し。
- ARS(aerial refueling store)・・・Cobham社製の空中給油ポッド。
- 全長: 51.0 ft (15.54m)
- 翼幅: 75.0 ft (22.86m) 主翼展開状態
- 翼幅: 31.0 ft (9.45m) 主翼折り畳み
- 全高: 11.1 ft (3.38m) 主翼展開状態
- 全高: 15.7 ft (4.78m) 主翼折り畳み
※ftはfeet(フィート)の略。