満塁で敬遠四球◆1試合19塁打◆1イニング2死球◆史上初のナイト・ゲームが…【5月23日のMLB】
◆2002年5月23日
ロサンゼルス・ドジャースのショーン・グリーンが、1試合に4本のホームランを打つ(写真は4本目の直後)。その前に13人(9イニングでは10人)が記録しているが、グリーンはホームランに加え、1打席目に二塁打、5打席目にシングル・ヒットを打って合計19塁打とし、ジョー・アドコックが1954年7月31日に樹立した1試合18塁打の最多記録を塗り替えた。1試合5長打、1試合6得点も1900年以降の最多タイ。
◆1999年5月23日
ボルティモア・オリオールズのブレイディ・アンダーソンが、1イニングに2死球を受けたア・リーグ初の打者となる。ナ・リーグでも、初回に起きたことはなかった。ぶつけたのは、2度ともテキサス・レンジャーズのマイク・モーガン。アンダーソンからアンダーソンまで、計10人に投げたところでマウンドを降りた。
◆1935年5月23日
クロスリー・フィールドで開催される予定だったメジャーリーグ初のナイト・ゲームが、雨のために順延される。翌日の試合は無事に行われ、ホーム・チームのシンシナティ・レッズが2対1でフィラデルフィア・フィリーズを下した。観客は2万422人。フランクリン・ルーズベルト大統領が、ホワイトハウスから照明のスイッチを入れた。
◆1901年5月23日
フィラデルフィア・アスレティックスのナップ・ラジョイが、満塁の場面で打席に入り、敬遠四球で歩かされる。9回表、無死満塁。アスレティックスは4点差をつけられていた。あえて押し出して1点を与えたのは、シカゴ・ホワイトソックスのクラーク・グリフィス監督。投手を兼任していたグリフィスは、ラジョイに対し、自身をリリーバーとして起用した。グリフィスは続く3人を内野ゴロに討ち取り、その間にもう1点入れられたものの、11対9で逃げきった。なお、敬遠四球(インテンショナル・ウォーク)が公式記録となったのは1955年。
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