YOASOBI 「夜に駆ける」ができるまで 「小説は骨組み、楽曲は肉、歌が皮膚となり作品になる」
2020年最注目のアーティストYOASOBI
現在ストリーミングでは1億5,000万回再生を突破、Billboard Japan Hot 100やオリコン週間合算シングルランキングで1位を獲得し、各種配信チャートでも1位を席巻、全世界のランキングであるSpotify「バイラルトップ50(グローバル)」でも6位となり、香港や台湾、インドネシア、シンガポール、マレーシア、インドなど各国のバイラルチャートにもランクイン。TikTokでも再生数の伸びが顕著で、関連動画再生数は約4億回にのぼる――“小説を音楽にするユニット”YOASOBIが、2019年11月に公開したデビュー曲「夜に駆ける」の勢いが止まらない。
そんな「夜に駆ける」の原作小説『タナトスの誘惑/夜に溶ける』(星野舞夜・著)、そして「あの夢をなぞって」の原作『夢の雫と星の花』(いしき蒼太・著)、「たぶん」の原作『たぶん』(しなの ・著)、そして現在制作中の楽曲の原作『世界の終わりと、さよならのうた』(水上下波・著)と、YOASOBIの楽曲の原作小説をまとめた初の紙書籍『夜に駆ける YOASOBI小説集』(双葉社)が、9月18日(金)に発売されて、注目を集めている。作詞・曲・アレンジを手がけるAyaseとボーカルのikuraは、どう“小説を音楽にする”のか、そして歌うのか、二人にインタビューした。
「小説を音楽にする」というコンセプト
――まずは「小説を音楽にする」というコンセプトを聞いたとき、Ayaseさんはクリエイターとしてどう受け止めましたか?
Ayase 「小説を楽曲ね、ありそうだけどないか」、みたいな感じでした。僕自身がそれまで小説を全然読まないタイプで、今まで読んできた小説の数って、数えられるくらいしかなかったことと、ソングライティングをやっている人間だからこそ、そこに原作が存在しているというのは面白そうだなと思いました。でもすごく簡単に言うけど、めっちゃ難しくない?とも思ったし、最初はすごく挑戦的に捉えていました。その時は声をかけてくれたスタッフも、まだ全然詰め切れていないフワッとした状態だったので、チームでどういう風にやっていこうかということを話していくうちに、しっかり輪郭を帯びてきたと思います。
――そしてその世界観を歌で伝えるにあたって、「ボーカル」としてのikuraさんの強くて透明感のある声、歌が、大きな存在になっています。
Ayase 最初にボーカリストを探してる時は、こういう感じの声の人がいいんじゃないかなというイメージはたくさんありました。でも今思うとikuraとは違うタイプのボーカリストを想像していて、色々な人の歌を聴いていく中で、ikuraの声はおっしゃる通りズバ抜けて透明感があって、すごく身近に聴こえるというか、親しみやすい声なんですけど、意外とどこにもいない声をしています。ものすごく特徴的かって言われたら、そうでもないと思うし、でもikuraにしか出せない声だと思うし、透明感ということも含めて、貫かれている「芯」を感じます。物語に主人公によって、声色や歌い方を変えてはいますが、でもikuraが歌っていることには変わりはないし、ikuraの歌になっているし、特に最近はその「核」をより確立してきていると思います。YOASOBIとしてもっと面白いこともできると、色々な可能性を感じさせてくれる、さすが19歳の成長のスピードは恐ろしいです(笑)。
ikura 嬉しいです(笑)。
「シンガー・ソングライターとして活動しているので、最初は、歌に徹するというもうひとつの道を開拓していいのだろうか、という戸惑いもあった」(ikura)
――ikuraさんは元々シンガー・ソングライター「幾田りら」名義で活動しつつ、アコースティックセッションユニット「ぷらそにか」のメンバーでもあるわけですが、最初にこのユニットの話を聞いた時は、どう思いましたか?
ikura 元々小説を読むことはすごく好きでしたが、「小説を音楽にする」というコンセプトは、新しくてちょっと想像ができないというのが正直なところでした。私もシンガー・ソングライターとして活動しているので、最初は原作があって、音楽を作る人もいて、私は歌に徹するという、その座組みが挑戦だったというか、もうひとつの道を開拓していいのだろうかという戸惑いもありました。でもやってみようと後押ししてくれたのは、Ayaseさんでした。Ayaseさんの「ラストリゾート」という楽曲をYouTubeで聴いた時に、直感的に一緒にこのプロジェクトをやりたいなって思いました。面白いものになると確信しました。
「原作は“骨組み”。“肉”の部分は一度バラして再構築してひとつの作品と生まれ変わらせるという感覚」(Ayase)
「私も原作は“骨組み”で、Ayaseさんが作る楽曲が“肉”、そこに私の歌が“皮膚”となってひとつの作品となるというイメージ」(ikura)
――YOASOBIのクリエイティブの源泉、「原作小説」についてどう捉えているのかを教えて下さい。
Ayase 「骨組み」という感じです。もちろんそこには「肉」も付いていて、その全てでひとつの小説して完結しています。でもそれを「楽曲」に昇華させる上で「骨組み」はそのままに、「肉」の部分は一度バラして、再構築してひとつの作品として生まれ変わらせるという感覚なので、僕にとって原作小説は「骨組み」とか「柱」みたいなイメージです。
ikura 私も原作小説は「骨組み」で、Ayaseさんが作る楽曲が「肉」、そこに私の歌が「皮膚」となってひとつの作品となるというイメージです。
「僕が小説を読んで感じたことに対して、本当にそうなの?という問いかけの部分を、もっと大きくしてあげることが音楽になっていくと思います」(Ayase)
「『夜に駆ける』は、作品のスピード感と楽曲のスピード感がマッチしているので、歌う時も原作が持つスピード感を大事にしました」(ikura)
――「夜に駆ける」の原作、「タナトスの誘惑」を読んだときの印象を聞かせてください。
Ayase 「タナトスの誘惑」は比較的短い小説なのですが、そこにどんでん返しやハッとするシーンが盛り込まれていますが、サラッと読めて、非常にわかりやすい物語だと思いました。スピーディーで、そういう疾走感みたいなものと、ハッとする部分をより増幅させることを意識して楽曲制作に臨みました。この曲に限らず、小説から楽曲を創造するという作業は、ないものをプラスするというより、すでにあるものを大きくする、広げていく方がいいと思っていて。僕が小説を読んで感じたことに対して、本当にそうなの?という問いかけの部分を、もっと大きくしてあげることが音楽になっていくと思います。
――全ての楽曲について感じるのは、楽曲を聴きながら歌詞を読んでいると、小説の行間に流れている、漂い浮かんでいることに、絶妙な光量の光を当ててクローズアップさせていることです。
Ayase そう思っていただけているなら嬉しいですし、そうでありたいと思っています。主人公の気持ち、心情を描写するのも大切ですが、その目線プラス、ストーリーテラーである必要性があると思っていて。もちろん俯瞰的な位置からも見なければいけないし、かつ主人公の気持ちにもならなければいけないし、それも踏まえて僕がどう思ったのか、その3つが大事な要素で、バランスがすごく大切なのでそこが歌詞を書く上で一番難しいところです。
――自分をどの立ち位置に置くかということを、すごく意識され、大切にされているんですね。
Ayase ストーリーテラー役だけをやり続けたら、ただの説明する人だし、主人公の気持ちだけを言い続けてもぼやけてしまうというか、結局何がどうなっているのか見えなくなるし、僕の感想だけを言っていても、それはあくまで個人的な感想なので、その全部をちゃんと組み立てることで、全体的な世界観が見えながら、かつ小説だけでは見えなかったものが見えるようになるだろうと思っていて。そこはこだわっていますが、まだまだ理想を追求しているところです。
ikura 私も結末を読むまでは、シンプルなラブストーリーと思っていて、そこに強迫的な、狂気的な女の子が存在しているのかな、というイメージで読み進めていったら、意外な展開が待っていて。そこで感じたゾッとする部分は、歌をのせる時に、しっかり伝わるように意識しました。どちらかというと、グロテスクでダークなテーマだと思ったので、Ayaseさんからアップテンポでキャッチーな曲が上がってきた時は、衝撃的でした。でもそれもきっと意味があるんだなって思いました。作品のスピード感と、楽曲のスピード感がマッチしているので、歌う時も原作が持つスピード感を大事にしました。
「『夜に駆ける』は、原作のダークな雰囲気は、ポップな曲にするからこそより感じてもらえると思った」(Ayase)
Ayase 「夜に駆ける」は一作目ということもあって、チームみんなで探り探りの状態で作っていった作品で、ただ一貫して、グロテスクな話だからこそ、キャッチーな曲にしたいというのはずっとテーマとしてはありました。「死」というテーマは簡単に扱えないし、歌詞は小説がベースになるので、重苦しいダークな曲を作ってしまったら、本当に救いがないし、聴くに耐えないと思いました。グロテスクな感じは、ポップさの中に内包されていると思っていて、僕はホラー映画が好きでよく観ますが、ゾッとする瞬間っていうのは日常の中にそれが潜んでいたり、思ってもいなかったところにある不気味なものを見た時です。だから「タナトスの誘惑」のハッとさせられる部分、ゾッとさせられる部分、全体的に帯びているダークな雰囲気というのものを、ポップな曲にするからこそ、より感じてもらえるはずだと、最初に読んだ時から思っていました。でも完成までに実は20~30曲くらいはボツにしていて、チームでディスカッションを重ねながら、3か月間くらいかけて、ようやく完成にこぎつけました。
――本当に多くの人に受け入れられています。
Ayase 特別なものになりましたね。作っている時はここまでのことになるなんて思っていませんでしたし、一曲目はお試しというと変ですが、どこまでやれるかというチャレンジの部分も大きかったので、この曲が引き金となって大きな動きになっているので、本当にいい曲を作ったなって思います(笑)。
ikura 1曲目で、YOASOBIのボーカルとしての歌い方も何もわからないところからのスタートだったので、思い入れも強いですし、今の状況は「夜に駆ける」が導いてくれたので、まさに名刺代わりの一曲になってくれました。
「『あの夢をなぞって』は、SF的な部分を強調するよりも、ストレートな青春恋愛ソングにして、また小説を読むと全貌がわかるという流れにしたかった」(Ayase)
――2曲目の「あの夢をなぞって」の原作、「夢の雫と星の花」を読んだ時の印象はいかがでしたか?。
Ayase 青春の甘酸っぱいイメージが印象的でした。SFの要素も入っていますが、これも曲にする上で、読んでいる段階で考えたことですが、SF的な部分を膨らませるより、この作品に関しては恋愛、青春の甘酸っぱい部分をより強調して、切なくキュンとさせるようなというか、爽やかな“青春感”を出すことができたらいいなと思いました。ストレートな青春恋愛ソングにして、それで小説を読んでみると、思ったより未来のことや、楽曲ではフワッとしか伝えていない部分がより細かく説明されている、そんな楽しみ方ができるようになっています。
――SF的な部分より、“リアル”な恋愛、青春という部分を広げていった理由を教えて下さい。
Ayase 最初はSF的な部分、予知夢、未来をワードを入れた作品を、ほぼミックスの段階まで完成させました。でも締め切り直前にボツにして、一から作り直しました。悩んでいると、スタッフさんに「映画の劇中歌とかテーマソングとして流れてきた時に、ワッて思える曲というイメージで作ってみたら?」と言われて、なるほどなって思ったらやっぱり疾走感があって、爽やかで歌い上げるようなメロディ感がいいなって。それで2日くらいであの形に作り直して、まさに奇跡が起きたと思っています。あそこでよくこの曲が出てきたと、自分の自信に繋がりました。恋愛という要素と予知夢という部分のバランスを取ろうとすると、どうしても中途半端になってしまうというか。どちらも楽しんでもらうというより、どちらもいいエッセンスがあるわけで、小説と音楽を行き来してほしいという思いがあるからこそ、どちらかを強くしてあげて、小説を読むと全貌がわかるという流れにした方が、わかりやすいと思いました。そうした方がどちらも映えると思ったので、恋愛をテーマにしたストレートな方向に振り切りました。
ikura 私はこの小説を読み始めて、なんとなく結末が予想できたのですが、途中から様相が変わってきて、捻りがたくさん仕込まれていて、最後はやられたという感じでした。予知夢とかSFがテーマの小説の中でも、かなり尖った感じで、今まで読んできたタイプのものとは違うと思いました。歌詞は男性、女性両方の心情が混ざっていて、“好きだよ”という言葉も変えて歌っています。「タナトスの誘惑」×「夜に駆ける」が男性目線だったので、そこは差別化できたらいいなと思いました。
「『たぶん』は小説と同じ体験を直近でしたこともあって、気持ちがシンクロして曲はすぐできあがりました」(Ayase)
――「たぶん」はいかがでしたか?
Ayase 僕自身があの小説のように、大切な人と別れるという体験を直近でしていたこともあって、気持ちがすごくシンクロしたので曲はすぐにできあがりました(笑)。そういう意味で思い入れは他の曲よりも深いかもしれないですね。
――自分の気持ちをぶつける形になったと。
Ayase シンプルに言ってしまえば「その気持ち、わかる」で(笑)、僕の気持ちを書けば成立するくらいリンクする部分が多かったので、逆に切ないって思いました。僕はいまだに未練タラタラなんですが(笑)、この小説の主人公に関しては、割とサッパリしてるというか、諦めのついている終わり方をしているので、結末的には僕と違います。なのでそこは主人公の立ち位置で、曲は作っていきました。本当に20分くらいで書けました。そういう意味での苦労はしていないというか、この小説のようなシーンって、大学生や少し大人の人達の恋愛に多いパターンだと思います。だからよりリアルに身近に感じてもらえると思います。
ikura 面白いなって思ったのが、最後の最後までは主人公がずっと目を瞑ったままで、自問自答を続けて、ただそれだけで物語が進んでいくので、言葉の力ってすごいなって改めて思いました。自分が歌う時のテーマも“自問自答している”ということだと思いました。悪いのは誰だっけとか、自分を責めてみたり、自分の中で答えを出そうとして、目を開けば相手がいるはずなのに、そうできない自分との葛藤みたいな、そういう主人公の思いを歌に乗せたいと思いました。
「『世界の終わりとさよならの歌』が原作の、現在制作中の楽曲は、よりikuraのボーカルが立ったものに」
――現在制作中の楽曲の原作、「世界の終わりとさよならの歌」は、ある意味音楽という題材が直接的に描かれてる作品ですが、この作品はいかがでしたか?
Ayase まず、こういう壮大なスケールのものがついにきたなと思いました。音楽が題材になっていて、ピアノ、ギターなどの楽器も出てきて、だけど明日で世界が終わるという、おなじみのテーマではあるというか。でもリアルに書かれているということと、その中で「終わる」ことに対する悲しみとはまた別のベクトルの哀愁がずっと漂ってること、それとシンプルに僕はエンディングがすごく好きでした。特に結末付けるわけでもなく、ひとつの感情が主人公から溢れて終わるというのは、僕はすごく好きな締め方でした。曲は絶賛制作中の段階で、ひと言でいうとゆっくりしたテンポの極上のバラードです。楽器もほぼピアノと打ち込みのサウンドを少しと、ストリングスしか使っていなくて、一応クラシックを通ってきているので、その面白さは出せたらいいなって思って。ikuraの声、歌が全開でボーカルが“立っている”曲になるはずです。まだ全然完成していませんが(笑)。
――世界が終わる日まで、音楽を響かせ続けるというメッセージ性が込められている作品です。
Ayase 私たちは音楽に生かされて、音楽に生きているので、本当に自分たちが世界が終わる日にずっと音楽を奏でているかはわからないですけど、きっと最後に振り返るのは音楽のことだ思います。
「原作を自分なりに読み込んで曲をイメージして、曲を聴きAyaseさんが小説をどう解釈したかを考え、作者の意図も想像し、それをミックスして“歌”にしていきます」(ikura)
――ikuraさんは楽曲、そして小説のどういったところを活かして歌おうと、レコーディングに臨んでいるのでしょうか?
ikura まず原作小説が決まった段階で自分なりに読み込んで、どんな曲になるのかをイメージしていきます。楽曲を受け取った時に、Ayaseさんが小説をどう解釈したのかを考えて、例えば歌詞に原作小説の中から引用している言葉があれば、それは大切な言葉なんだなとか、ここは原作には書かれていないなと思ったら、Ayaseさんはどんな解釈をして、この歌詞を書いたんだろうということを咀嚼しながら、そういう全てのことをミックスして“歌”にしていきます。もちろん作者の方の意図も想像して、レコーディングに向けてこういう歌を歌おうと準備していきます。曲ができあがる前から自分が用意していたものと、曲が完成してから自分がもう一度考え直して用意したものを、本番のレコーディングでまた話し合いながら進めていきます。
Ayase ikuraが小説を読んでイメージしてくれた歌を聴いて、自分が思っていたものとは違ったけど、そっちの方が絶対いいって思い採用したことも何度もあります。僕はikuraの表現に対してはすごく尊重していて、どちらかというと、こういう楽曲のノリの場合は、こういう感じでリズムに乗った方が勢いが出るよとか、そういうテクニカルな部分に対しての指示の方が多いです。
「曲を聴く、小説を読む、MVを観る、また小説を読む…何度も行き来することで作品の本質に触れることができると思う」(Ayase)
――「小説を音楽する」ことに加えて、印象的なMUSIC VIDEOが合わさって、その世界観がすごく立体的になって具現化されます。感動が増幅されていくというか、深くなっていきます。
Ayase 曲を聴く、小説を読む、なるほどこういうことだったのかって、もう一回曲に立ち返るとより理解が深まる、さらに映像の中に散りばめられてることの意味もわかってくる、もう一回確認のために小説が読みたくなる……そうやって何度も行き来することによって、やっとその作品の本質に触れることができると思うし、その先の広がりを実感できると思っています。小説、音楽、映像が全部合わさって、ひとつの作品という意識があるので、その中のどこから入るかを選ぶのは、もちろんリスナーの自由です。でもそこに「参加」してもらえると、世界観がかなり立体的になると思うし、平面で捉えられるものではないと感じています。入口がたくさんあることが、ありがたいことにYOASOBIの世界観が広がってるいることの要因になっていると思うし、小説が先に公開されてるから読んで待つもよし、曲を聴いてから小説を読みたいなと思ったらそれもよし、自分たちの好きなようにYOASOBIを楽しんでくれたら嬉しいです。
ikura 曲を作って歌うのは私たちですけど、リスナーはそこにどういう形で参加するかを選べるので、いい意味で「参加型」なのかなって思っています。3つの媒体を行き来することで立体感を感じてもらうことができたり、広がれば広がるほど YOASOBIだからこういうこともできるということが、思ってもみなかったところにどんどん伸びていってるのが、すごく面白いなと思っていて。副産物的にっていうと語弊があるかもしれませんが、もちろん最初はそこまでは考えていなかったような面白いことにもチャレンジできる土台が、小説、音楽、映像それぞれにできている今の状態は、本当に楽しいです。
YOASOBIの第四弾楽曲「たぶん」の原作小説、『たぶん』(しなの 著)を原案とした実写映画の制作が決定。2020年秋公開予定だ。