ドラマ「silent(サイレント)」に登場したカフェ3選。想と紬が再会した駅やあの話題のカフェも
スイーツコンシェルジュの南森エレナです。現在放送中のフジテレビ系ドラマ「silent(サイレント)」はご覧になっていますか。最終回に向けて物語も盛り上がってきて、ますます目が離せませんね。
ドラマの撮影は主に東京都世田谷区内で行われており、劇中内に登場するロケ地に聖地巡礼する方も増えているのだそう。そこで今回はドラマの中に登場した世田谷区内のロケ地を巡ってみました。
紬が想と8年ぶりに再会した「世田谷代田駅」
第1話で青羽紬(川口春奈)が高校時代の恋人・ 佐倉想(目黒蓮)と8年ぶりに再会した駅は、小田急小田原線「世田谷代田駅」です。紬がポケットから落としたイヤホンを、駅前のベンチに座っていた想が拾ったのがきっかけで2人は再会しました。
この世田谷代田駅での再会がきっかけで、8年前から止まっていた想と紬の新たなストーリーが動き始めます。
想が座っていた駅前のベンチ
東口改札口を降りてまっすぐ進んだすぐの場所にあるベンチに想は座っていました。ベンチは2つあり、想が座っていた場所は右側のベンチです。想もこの駅をよく利用しているようで、この日は桃野奈々(夏帆)と待ち合わせをしていました。紬の姿を見て驚いた想はその場を立ち去ってしまいました。
想が紬に手話で感情をぶつけた「代田富士見橋」
想とどうしても話がしたい紬が想を追いかけた場所が、駅前の広場をまっすぐ進んだ場所にある「代田富士見橋」。高校卒業後に段階的に耳が聴こえなくなった想は紬を避け続けていました。いつか電話もできなくなる、一緒に音楽も聴けなくなる。声も聞けない。そうわかっていて一緒にいるのが辛かったから。好きだったから、会いたくなかった。
行き場のない気持ちを消化できなく号泣しながら「お前、うるさいよ!」と紬に手話で怒りぶつけるところは、涙なしでは観ることができません。
第1話冒頭の高校時代の回想シーンで、雪を見て喜ぶ紬に対して想が「青羽、うるさい」と笑いながら話すシーンを思い返した方も多いはず。「うるさい」という表現が同じ言葉でも、意味合いが全く異なるのが切ないです。
「代田富士見橋」は、天気が良い日や冬の空気が澄んでいるときは富士山が見えるそうです。ぜひチェックしてみてください。
【閉店】想と奈々が会話していたカフェ「ビオ・オジヤン・カフェ下北沢」
ドラマの中で実際に登場した世田谷区内のカフェを巡ってきました。「世田谷代田駅」から小田急線で一駅、「下北沢駅」から徒歩3分の場所にある「ビオ・オジヤン・カフェ下北沢」は、第2話で登場したカフェです。
店内奥のドライフラワーが飾ってある壁の下の席が、想と奈々が会話していた席。想が紬のイヤホンをポケットに入れていたのに気づいた奈々は、イヤホンの値段を知って「相当の音楽好きかお金持ちだね」と手話で会話していたシーンが印象的でした。
想は「音楽好き」、奈々は「お金持ちだから返さなくていい」と、それぞれ紬の人柄を伝え合い意見が分かれていましたね。奈々はイヤホンの持ち主(紬)に会ってほしくないと思う心の動きが感じられたシーンでした。
この席はフォトスポットとなっており、お客さんを案内せず常に開放してあります。
オジヤン・カフェの店名の通り、おすすめのメニューはオジヤ。ベースのオジヤとカレーオジヤから追加料金でトッピングをカスタマイズすることができます。この日は複数のラインナップがある中「温泉卵とカレーのおじや」を食べてみました。香味野菜+アボカド+お焦げチーズをトッピングして盛りだくさんに。お腹も満たされました。
お店コメント:「放送後はドラマを観て来店される方が増えて嬉しい限りです。現在リニューアルオープンに向けて準備中です。改装後もドラマの撮影に使われた席はフォトスポットとして開放する予定ですので、来店した記念に写真を撮っていってください。」
【店舗情報】
bio ojiyan cafe Shimokitazawa(ビオ オジヤン カフェ 下北沢)
住所:東京都世田谷区代田5-35-25-1F
電話番号:03-5486-6997
営業時間:11:00~20:00(L.O19:00)
定休日:無休
公式ホームページ(外部リンク)
公式Instagram(外部リンク)
※2024年4月14日閉店
想がイヤホンを返すために待ち合わせした「ANEA CAFE松見坂」
第2話で想が戸川湊斗(鈴鹿央士)に紬の連絡先を聞き、イヤホンを返すために待ち合わせしたのが、京王井の頭線「神泉駅」南口から徒歩9分の場所にある「ANEA CAFE松見坂」です。
店内は50席ほどあり広々として開放的な空間。その中で窓際のソファ席が、想と紬が座っていた席です。この時はまだ再会して間もないので、想との会話はスマホアプリ。お互いの近況を報告し合っていましたね。第5話では想が手書きのメッセージを紬に見せたシーンもありました。
この想と紬が座った席はドラマが進むにつれ大人気となり、今では「silent席」と呼ばれるようになりました。あまりにも人気のためネットで予約を受け付けましたが、現在はどの日も満席のようです。
そんな「ANEA CAFE松見坂」でおすすめのメニューは、「生キャラメルと岩塩の固めプリン」。卵液に生キャラメルを練り込んでじっくり焼き上げたプリンはかための食感。岩塩を入れたバニラアイスクリームの塩気と卵感あふれるプリン、苦味を効かせたカラメルのバランスが絶妙です。
カフェラテやミルクを使用したホットドリンクには、注文時に伝えると「silent」のラテアートを描いてくれるサービスも。ファンにはたまらないですね。こちらのカフェは、今後も幾度となく登場すると思われるので今後もチェックしてみてくださいね。
お店コメント:「微力ながらも素敵なドラマに関わることができ感無量です。放送後は開店前の朝10時くらいから並び始め、朝から夜まで大変多くの方に来店いただいております。特にドラマで使用された窓際の席は大人気で予約制になっております。詳細はインスタグラムをご覧ください。」
【店舗情報】
anea cafe 松見坂
住所:東京都目黒区駒場1-16-7 エマーレ駒場 1F
電話番号:03-6804-9209 ※席の予約はInstagramにて受付
営業時間:11:30~22:00
定休日:無休
公式Instagram(外部リンク)
【閉店】紬と奈々が会話していたカフェ「Cafe+8101」
第7話で紬が奈々と待ち合わせをして、今まで想を支えてくれたことへの感謝を手話で伝えたカフェが、用賀の馬事公苑にある「Cafe+8101」((カフェ プラス エイトワンオーワン)。東急田園都市線「用賀駅」より徒歩15分と駅から離れていますが、渋谷駅や用賀駅からもバスが通っています(「上用賀4丁目」バス停から徒歩1分)。
紬と奈々が座っていたのは、入口からすぐの場所にある窓際の席。「耳が聴こえなくなった想が誰かに話を聞いて欲しかった時に出会って、不安とか悩みを全部聞いてくれたのが奈々だった。あの時奈々に出会わなかったら生きてこれなかった」と、紬が手話で伝えて奈々が涙ぐんでいたのが印象的でした。
SNSでは、紬の感謝の気持ちは単なる押し付けなのでは?との声もありましたが、奈々は紬に「手話下手くそだね」と伝えつつも、手話教室の先生(風間俊介)に訳してもらって一生懸命伝えようとする姿が「愛しく思えた」と紬の想いをしっかり受け止めていて、ホッとした方も多いのではないでしょうか。
「Cafe+8101」でおすすめのメニューは、 8:30~10:30までのモーニングで人気の「ハーブとハチミツのたっぷりタマゴサンド」。厚めの食パンにはタマゴサラダがあふれんばかりにサンドされていて見た目のインパクトも抜群。
ハチミツが入っているのでほんのり甘いタマゴが絶品です。添えてあるイタリア産のプルーンとアプリコットジャムで味変を楽しむことができます。
セットのドリンクは、モーニングメニューを注文すると+400円とお得。おすすめは「カフェラテ」。ラテアートがかわいくて朝から癒されます。
お店コメント:「放送前は近所の方の来店が多かったのですが、放送後は朝から並ばれる日もあり、嬉しいことに遠方からもきてくださる方もいらっしゃいます。特に週末は混み合いバタバタしておりますが、ぜひ店内でドラマの雰囲気を楽しみながらゆっくり過ごしてください。」
こちらの記事で紹介したロケ地やカフェは、世田谷区内でも比較的近い場所にあるので1日で回れそうですね。想と紬の心が通じ合っていく過程を楽しみに、ロケ地を巡ってドラマの世界に浸ってみてはいかがでしょうか。
【店舗情報】
Café+8101(カフェ プラス エイトワンオーワン)
住所:東京都世田谷区上用賀4-15-12 ラ・ストーリア馬事公苑
電話番号:03-6804-4834
営業時間:モーニング 8:30~10:30 カフェ 10:30~11:30 ランチ 11:30〜14:00 カフェ14:00~17:00 (L.O.16:30)
ディナー & バー テラス席 17:00~21:00 (L.O.20:00) 店内 17:00~21:30 (L.O.20:00)
定休日:水曜日(不定休あり)
公式ホームページ(外部リンク)
※2024年8月31日閉店