みんな気付いてない!?米粉パンの意外な落とし穴【管理栄養士監修】
こんにちは!管理栄養士のしょこです。
日常的に目にする機会が増えてきた「グルテンフリー」という言葉。
グルテンフリーとは・・
→小麦に含まれるグルテンを摂取しない食事
小麦を含む食材・・
→パン・麺・ケーキなど小麦を使用した全て
小麦アレルギーだけでなく、グルテンフリーにすることで体調や肌質の改善が期待できるとして今人気な食事法になります。
しかし、メリットだけでなくデメリットも踏まえ使用べきと考えています。
今回デメリットとして注目したいのが離乳食期の使用です。
理由としては、咀嚼・嚥下の発達が未熟な赤ちゃんにとって米粉は性質上食べづらいからです。
また、離乳食でも米粉を使用したレシピがたくさんありますが、「団子になった・ベタベタになった」などうまく出来なかったことはありませんか?
それは米粉と小麦粉の性質が違うためです。
米粉パンと小麦粉パンの違いと離乳食での使い分けについて紹介します。
1. 原料の違い
米粉パン: 主原料は米粉 小麦アレルギーでも安心して食べれる
小麦粉パン: 主原料は小麦粉 グルテンを含むことでふんわり膨らむ
2. 食感の違い
米粉パン: もっちりとした食感が特徴で、しっとり感が強い。食感がやや重く、噛み切りにくい。
小麦粉パン: ふんわりとした軽い食感が特徴。赤ちゃんにとっては、より噛みやすく、口の中で崩れやすいため、嚥下が比較的容易です。
米粉が性質上食べづらい理由は・・
咀嚼や嚥下が未発達な離乳食期の赤ちゃんにとって米粉の弾力やもちもち感・噛み切りにくさがあるから。
特に、米粉から作るレシピですと、米粉の性質を理解した上で材料の配合や調理の工夫が必要になります。小麦粉パンのように作ろうとするとコツがいるんですよね。なので離乳食期であれば無理に与える必要はないと感じています。
もし使いわけするのであれば・・
3. 離乳食での使いわけ
米粉パン: 米粉パンをスープに浸すなどして柔らかくする。米粉からの手作りですと作るのにコツがいるため、MIX粉を使うのがおすすめです。簡単で失敗もなく離乳食でも食べやすい食感になります。
私が娘の離乳食で使用していた米粉のMIX粉はこちらです。
Instagramのリール動画では、蒸しパンを作っています。
小麦粉パン: 最初は小麦粉パン(パンの耳を除いて)から与え必要であれば米粉パンを試す。
最後
両方のパンにはそれぞれの利点がありますので、赤ちゃんの個々の発達段階や健康状態に応じて、最適な選択をしてください。
また、米粉パンを選ぶ際も、小麦粉が含まれている商品もあるため小麦アレルギーがある方は原材料をしっかり確認の上選びましょう。