それ「タンパク質が不足している」サインかも?-睡眠とタンパク質の意外な関係!
ご覧頂きありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は「タンパク質」と「睡眠の質」の関係を解説していきます。
今回の目次
- タンパク質の働き
- タンパク質ってどんなもの?
- 睡眠の質が悪いのはなぜ?
- タンパク質が不足すると、睡眠の質が悪くなる?
- 睡眠の質を良くする食事のポイント!
【1】タンパク質の働き
タンパク質は、糖質・脂質と並び、三大栄養素の1つです。
エネルギー源になるだけではなく、下のような働き(役割)があります。
- 皮膚や爪などの材料になる
- ホルモンの材料になる
- 様々な酵素(消化酵素など)の材料になる
- 免疫に関わる(抗体の材料になる)
- 筋肉の材料になる
- 神経の情報伝達に必要(神経伝達物質の材料になる)
- 酸素を運ぶヘモグロビンの材料になるなど
【2】タンパク質ってどんなもの?
タンパク質は、肉・魚・大豆・卵などに多く含まれていて、細かく分解していくと最終的には「アミノ酸」となります。
そのため、タンパク質とは「アミノ酸」がたくさん繋がったものなんですね。
【3】睡眠の質が悪いのはなぜ?
「睡眠の質」が悪い…
というのは、寝つきが悪い(入眠困難)・時間の割にスッキリしない(熟眠障害)・途中で何度も起きてしまう(中途覚醒)などがあります。
どれも日中の集中力や判断力の低下・思考力の低下・イライラなどの不調に繋がりやすくなります。
実際に「睡眠の質が悪くなる」原因の例として下のようなものがあげられます。
- 心理的な要因…ストレス・不安など
- 身体的な要因…カラダの痛みや痒みなど
- 環境的な要因…暑いや寒い・騒音など
- その他の要因…栄養バランスの乱れなど
このように様々なものがあげられますが、今回は「栄養バランス」に目を向けてみましょう。
【4】タンパク質が不足すると、睡眠の質が悪くなる?
まず睡眠に大切なホルモンがあり、それが…
"メラトニン"
メラトニンは「通称:睡眠ホルモン」と呼ばれていて、夜間に分泌が増加し、自然な睡眠を促す役割があります。
そのなかでメラトニンの材料として必要になるのが「セロトニン(通称:幸せホルモン)」です。
さらにセロトニンの材料になるのが「タンパク質(トリプトファン)」です。
※細かくいうと、セロトニンの材料になるのは、トリプトファンという必須アミノ酸の1つです。
必須アミノ酸とは、体内で合成できないアミノ酸のため、食事から摂取する必要があります。
そのため、タンパク質が不足→セロトニンが不足→メラトニンが不足→睡眠の質が悪くなる。という繋がりが考えられます。
【5】睡眠の質を良くする食事のポイント!
早食いや炭水化物の摂り過ぎは「血糖値の乱れ」を招き、睡眠の質を悪くしてしまいます。
そのため、例えば「夕食で白米(炭水化物)を少し減らして、納豆を食べる」というのはおすすめです。
ただし、糖質をカットし過ぎたり、"タンパク質を過剰摂取"すると、胃腸や腎臓・肝臓への負担が増えて、睡眠の質を悪くしてしまう可能性もあるので注意しましょう。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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