ボランティアは『タダ働き』ではなく、お金を介在しない支援と報酬
少し前から、『ピースファーム応援隊』というFacebookグループを作って、そこで畑作業のボランティアさん募集をしています。
これまで5回くらい行って毎回2〜3人きて下さり、ちょうど良い雰囲気で農作業のお手伝いをしていただいてます。
↓この日は午前中にビニールハウスの解体、午後に小麦の初期除草を手伝って頂きました。
作業開始から1時間半で見事更地に。
これ、一人でやってたら丸1日か、2日(やる気が続かない)は掛かりそうな作業だったので驚きと感動でした。
人数はパワー!\\\\ ٩( ‘ω’ )و ////
なんやかんやでお土産に野菜を渡したりもしますが、基本的には何もお返しは無い
『無償でのお手伝い』として募集をしています。
野菜やお金が貰えるならまだしも、なんでわざわざタダ働きをしに行くの?
そんな人いるの?
と思われるかもしれませんが、これが結構ニーズがあるのと、参加してくれた方はみんなニコニコ満足して帰られます。
手伝いといっても、『労働』や『奉仕』というわけではなく、『体験イベント』なんです。
私は普段、月に数回有料の畑体験イベントを行っていますが、そう考えるとこのお手伝いボランティアは、参加者さん側からすると
『無料で参加できる農作業体験イベント』
なんです。
また、自然農に興味がある方や畑をやってらっしゃる方は私が実践している畑の様子を見学したり、質問したり、直接農具や道具の使い方を教えてもらったり、はたまた小さい農業を仕事にする方法なんかも聞けたりします。
それらは、イベントとして企画運営するなら参加費数千円は頂くのですが、お手伝いボランティアならば無料です。
もちろん、有料イベントとは内容など異なり。あくまで農作業の手伝いが中心となります。
参加者さん次第で、どのようにでも利用できるという点では、いつもの有料体験イベントよりも自由度が高いかもしれません。
そう考えて頂ければ、お互いにWin-Winな仕組みだと考えたのですが、
そうは思わず、『自分の畑作業を人にタダで手伝って貰おうなんて恥ずかしくないのか?』
と考える方もいらっしゃいました。
というのも、このお手伝いボランティアの募集をYouTubeで紹介したところ、いつもよりバッドマークが多め(グッドマークの15%くらい。いつもは5%程度)に付いて厳しめのコメントも何件か頂いたんです。
その動画は↓こちら
これは、私の考えが上手く伝えられていなかったせいもあるでしょうし、最初のサムネイル(今は変えてあります)を見て期待した内容と違ったからというのもあるかもしれません。
また、私のことを『農家』だと思っている方が、
自分で管理できなくなったからといって、ボランティア募集するのってどうなの?
と思われたからかもしれません。
私が、農作物の生産販売を中心にしている農家さんだったら、確かにそうだと思います。自分の仕事は自分の責任でなんとかしろよ、と。
でも、提供するものの中心が『体験』である私のやり方ならば、上記のように参加者さん側にとってもメリットがあるわけです。
みんなでやる農業。
『売るためにする栽培』ではない農業。
農業とは、農作物を生産することというのは間違いないと思いますが、それを『売らない』というのもアリだと思うんです。
そもそも、食料が、自分たちで生産して自分たちで食べるものから、『商品』になった時から人類の文明は加速し始め、同時に格差も生まれるようになったんじゃないかと思うんです。
とすれば、貧富の格差や、食糧廃棄が問題となっている現代ではこの『売らない農業』という考え方も、農業の在り方の一つとしてアリなのではないかと思う。
そんな話を小麦の除草をしながら話ていました(´・∀・`)
月に数回、お手伝い募集はしているので、興味のある方は
Facebookで『ピースファーム応援隊』を検索してグループ登録してみて下さい。
↓ページのURLも貼っておきます。
https://www.facebook.com/groups/608039813555146
都合の良いときに気軽に来てもらえるためにも無料にしましたので。