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ハンファ10連敗でストップ/チェ・ジョン通算300死球。NPB最多は清原の196<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
先制タイムリーのマイク・トークマン(写真:ハンファイーグルス)

24日のKBOリーグは全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

ハンファイーグルス-サムスンライオンズ(テジョン)は最下位のハンファが3-0で勝利し、今月9日から続いた連敗を10で止めた。

この日のサムスンの先発はハンファにとって天敵のデービッド・ブキャナン(元ヤクルト)。ハンファはブキャナンに2020年から7連敗と苦手にするも、この日は3回に1番マイク・トークマンのタイムリーで先制。7回にもトークマンの4号ソロ、3番チョン・ウンウォンのタイムリーで計3点を挙げた。

投げてはハンファの5人の投手がサムスン打線を6安打無失点に抑えて、ブキャナン相手に勝利している。敗れたサムスンは4連敗。ブキャナンは4敗目(6勝)となった。

◇6月24日(金)の結果

・トゥサン 3 - 4 KIA(チャムシル)

 勝:キム ジョンビン

 敗:チョン チョルウォン

・SSG 14 - 2 NC(インチョン)

 勝:フォント

 敗:ルチンスキー

・KT 9 - 6 LG(スウォン)

 勝:チュ グォン

 敗:チョン ウヨン

・ハンファ 3 - 0 サムスン(テジョン)

 勝:チャン ミンジェ

 敗:ブキャナン

・ロッテ 5 - 1 キウム(プサン)

 勝:イ インボク

 敗:ハン ヒョンヒ

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「チェ・ジョンが通算300死球」

SSGランダーズの3番チェ・ジョン(35)が、NCダイノス戦の1打席目に今季6個目のデッドボールを受け、リーグ史上初の通算300死球となった。

内角球に強く踏み込むチェ・ジョンは年間20死球以上が10シーズンを数え、2位のパク・ソクミン(NC)に91個差をつけている。チェ・ジョンは右の長距離砲として通算本塁打数は歴代2位。イ・スンヨプ(元サムスン)に次ぐ413本を記録している。

ちなみにNPBの歴代最多死球は清原和博(元西武、巨人、オリックス)の196個、「鉄人」衣笠祥雄(元広島)は3位の161個だ。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

KIAタイガース戦に1番センターで先発出場し、1打席目ショートゴロ、2打席目ピッチャーゴロエラーで出塁。3打席目は高めをレフト前に運ぶヒットを放った。4打席目もセンター前ヒットで出塁し、後続の犠飛でホームを踏んだ。5打席目は2死満塁でセカンドゴロだった。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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