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白川Kショー10奪三振 7回途中2失点で好投も1点差で敗れる<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者
6回1/3を投げて2失点と好投も2敗目となった白川恵翔(写真:SSGランダーズ)

21日のKBOリーグは全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

SSGランダーズの代替外国人選手、白川恵翔(前四国IL・徳島)が本拠地インチョンでのNCダイノス戦の先発マウンドに上がった。4試合目の登板。前回はキム・ミンシクとの初バッテリー、この日はイ・ジヨンがマスクをかぶった。

前回登板では得意のカーブに加え、4回以降フォークの割合が増えた白川だったが、この日はイ・ジヨンが序盤からフォークを多く要求。縦のスライダーとともに切れよく、NC打線から空振りを誘った。

6回1/3、106球を投げて散発7安打、1死球、3連続を含む10個の三振を奪った。うち空振り三振が8つ、フォークを振らせての三振が3つあった。

試合はNCの先発カイル・ハートとの投手戦に。SSGが4回に1点を先制するも、NCは5、7回に白川からソロホームラン2本を放ち、7回を終わってNCが2-1とリードした。

NCは8回に1点を追加し3-1に。SSGは9回裏、同点のチャンスを作るも1点止まりでゲームセット。NCが3-2で勝利した。白川は2敗目(2勝)。

◆「エリアスがファームで復帰登板」

左内腹斜筋の故障で離脱し、白川加入のきっかけとなったSSGのロエニス・エリアスが20日にファームで登板。コヤン(キウムヒーローズの2軍)戦に先発し、3回2安打1失点(自責0)だった。7月中旬以降、エリアスが1軍復帰すると白川は退団となる。

(関連記事:ドラフト連続指名の四国IL・徳島から白川恵翔が韓国KBO入り 門倉健以来13年ぶりの日本人助っ人に

映像:キム・ヒョンジュンが白川から放ったホームラン(KBO公式YouTubeチャンネル)

◇6月21日(金)の結果

・LG 2 - 3 KT(チャムシル)

 勝:キム ミン

 敗:ユ ヨンチャン

・キウム 5 - 2 ロッテ(コチョク)

 勝:デ・ヘスス

 敗:パク セウン

・SSG 2 - 3 NC(インチョン)

 勝:ハトゥ(ハート)

 敗:白川 恵翔

・サムスン 7 - 4 トゥサン(テグ)

 勝:イ スンヒョン#57

 敗:チェ ジュンホ

・KIA 8 - 3 ハンファ(クァンジュ)

 勝:ユン ヨンチョル

 敗:ファン ジュンソ

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「ドラフトは9/9。プロ志望届受付開始」

韓国野球委員会(KBO)は9月9日に行われる「2025KBO新人ドラフト」での指名を希望する、アマチュア選手の申請受け付けを開始した。申請を希望する対象者は登録システムサイトから手続きを行う。

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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