週末には季節がシフトチェンジ、関東にもようやく師走らしい寒さが到来へ
きょう4日(水)も関東はポカポカ
師走に入っても、日中は冬の到来を感じないような暖かさが続いています。きょう4日(水)も朝はそれなりに冷えましたが、昼前にかけて気温が急上昇していて、午前10時40分までに多くの所で15度以上まで上がっています。すでに平年の最高気温(13度前後)を上回るポカポカ陽気となっています。
週末は暖気から寒気へシフトチェンジ
上図は上空1500メートル付近の気温の予想です。オレンジ色は0度以上で、この時期としては相対的な暖気を示し、晴れれば15度以上まで上がります。一方、青色は-3度以下で、師走らしい寒気を示し、晴れても10度を少し上回る程度となります。あさって6日(金)まではまだ関東に暖気が残りますが、週末には、師走らしい寒気へシフトチェンジが行われる予想です。
秋のような12月の入り、週末からようやく師走モードに
東京はまるで秋のような師走の入りとなっています。上図の通り、11月27日(水)に20.1度まで上がった後は、ずっと15度以上の暖かな陽気が続いていて、もしあさって6日(金)まで続けば、10日連続となります。これは11月下旬以降としては、2010年(11月28日~12月7日)に並ぶ、15度以上の連続日数記録となります。
ところがこの暖かな陽気も週末以降は師走らしい寒さにシフトチェンジとなるでしょう。来週にかけては、晴れても12度程度の日が多くなり、北風の冷たい日が多くなる見通しです。朝の気温も8日(日)には3度と今季初の5度未満となり、その後はずっと5度未満の冷え込みが続く見通しです。
北陸の山沿いなどは大雪も
強い寒気が流れ込むため、北陸以北の日本海側では雨や雪となるでしょう。特に日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)による活発な降水域がかかる東北南部から北陸にかけての山沿いでは、上図のように1時間に3センチから5センチ程度の強い雪(大雪)が降り、積雪が一気に増える所がありそうです。大雪にご注意ください。
高温傾向は終止符へ
関東以外も、九州にかけて、高温傾向には終止符が打たれるでしょう。これまでは軽く15度を超え、20度以上の所も多く出現していましたが、東京よりも一足早く寒気が流れ込むため、名古屋、大阪、福岡などは、あす5日(木)以降、師走らしい寒さにシフトチェンジしていきそうです。