平和を願う人へ。ヘミングウェイの名言「いかに正当化されようが、戦争は…」英語&和訳
こんにちは!ほんやく検定1級翻訳士の鈴木隆矢です。
今回はアーネスト・ヘミングウェイの名言をご紹介します。アーネスト・ヘミングウェイ(1899~1961年)は『武器よさらば』などの名作で知られるアメリカの文豪です。
今回は、平和を願う人に届けたいヘミングウェイの名言をご紹介します。
ご紹介する名言につきましては、BrainyQuote というアメリカのサイトに記載されているものをGoogleの書籍検索にかけ、それが英語圏の複数の書籍で使用されていることを確認の上、その人物の言葉として記事に掲載しております。
古い人物の言葉ですとそれが本当にその人物の言葉なのか確認が難しい場合もございますが、複数の書籍で使用されている言葉であれば、それがその人物の考えを反映した言葉であると判断できるのではないかという考えのもと記事を執筆しております。
平和を願う人へ。ヘミングウェイの名言「いかに正当化されようが、戦争は…」英語&和訳
「いかに必要とされ、正当化されようが、戦争が犯罪であることは変わらない」
アーネスト・ヘミングウェイ(アメリカの作家)
争いを終わらせるためには何が必要なのかなと。けんかをしている人たちを見たとき、何ができるだろうなと。
まず、けんかは何も生み出しませんよね。けんかの先に平和があるのかと言えば、ありませんよね。殴り合いのけんかをして、その結果どちらか一方が死んだとして、それが平和につながるかと。つながりませんよね。大切な人を殺された恨みは、その家族や友人に引き継がれると思うのですね。
けんかを見たときにどちらが善でどちらが悪かを判断することも難しいと思うのですね。例えばA君とB君がけんかをしていると。仮に先に殴ったのがA君だったとしても、B君がその前に相手を挑発するようなことをしていたのかもしれませんよね。
どちらか一方の味方をすることはけんかを終わらせることにはつながらないと思うのですね。「A君のほうが正しい、B君は間違っている」と言って、それがけんかを終わらせることにつながるのかと。
けんかを恒久的に終わらせる唯一の方法は、その原因を突き止めて、それを解決することだと思うのですね。いくら相手を殴っても、傷つけても、けんかの原因は解決しませんよね。
けんかがいかに不毛であるかを分からせること、けんかをやめるよう説得すること。
「平和は力では保たれない。平和はただ理解し合うことによってのみ達成されるのだ」
アルバート・アインシュタイン(ドイツ生まれの理論物理学者)
平和を願う人へ。「戦争・平和」に関する名言3選
いかがでしたでしょうか?今回はアーネスト・ヘミングウェイの名言をご紹介しました。
私が運営しているブログ『ほんやく検定1級翻訳士の【英会話フレーズ集】』の『ヘミングウェイの名言集【英語原文と和訳】』(外部リンク)という記事では、今回ご紹介したものを含めて、ヘミングウェイの名言を12句ご紹介しております。興味のある方はそちらもご覧ください。
また、私のブログ『ほんやく検定1級翻訳士の【英会話フレーズ集】』の『「戦争・平和」に関する名言集【英語原文と和訳】』(外部リンク)という記事では、「戦争・平和」に関する世界の偉人たちの名言を22句ご紹介しております。興味のある方はそちらもご覧ください。
では、最後に「戦争・平和」に関する世界の偉人の名言を3句ご紹介します。
「戦争を終わらせる最も手っ取り早い方法は、戦争に負けることである」
ジョージ・オーウェル(イギリスの作家)
「戦争を宣言するのは大人だが、戦って命を落とすのは若者である」
ハーバート・フーヴァー(第31代アメリカ合衆国大統領)
「第三次世界大戦でどのような兵器が使われるかは分かりませんが、第四次世界大戦はこん棒と石で戦われるでしょう」
アルバート・アインシュタイン(ドイツ生まれの理論物理学者)
お読みいただき、ありがとうございました!