ホワイトハウスの庭に「陥没穴」 原因は…
白亜の建物と緑の芝生のコントラストが美しいアメリカのホワイトハウス。何かと政治でとりあげられることの多い場所ですが、先週「陥没穴(シンクホール)」が見つかり、ちょっとした話題になっています。
きっかけとなったのは、アメリカ人記者スティーブ・ハーマンさんらのツイッターの投稿でした。ハーマンさんが、記者会見室に近い北庭の芝生に穴を見つけ、それを一週間観察していたところ、毎日のように大きくなっていったのだといいます。さらにその穴のすぐ横にも、別の穴が現れたのだそうです。
(↑直径50センチくらいのサイズの穴が見て取れる)
陥没穴の原因
この穴はどのようにして出現したのでしょうか。
ホワイトハウスの庭を管理するNational Park Serviceによると、ワシントンDC周辺では特に大雨の後に、こうした陥没穴が発生することがあるようです。
例えば今月22日(火)にもワシントンDC近郊の道路に穴が開き(下の写真)、去年1月には生徒を乗せたスクールバスが陥没穴にはまるという出来事がありました。
今月は雨が多い
このところワシントンDCでは雨が多く、4月後半から5月後半までの降水量は、平年の2倍から3倍に及んでいます。
今月14日(月)にはどしゃぶりの雨が降り、トランプ大統領の交通手段にも影響を及ぼしました。大統領は入院したメラニア夫人のお見舞いにヘリで出かけたのですが、帰りは大雨の影響で、車での帰宅を余儀なくされたのでした。
トランプ大統領は陥没穴を呼ぶ?
家の庭に穴が開いてしまったトランプ大統領ですが、実はこれが初めてのことではないのです。
ちょうど1年前の5月22日に、フロリダ州にあるトランプ大統領の別荘「マール・ア・ラーゴ」(別名「冬のホワイトハウス」)でも陥没穴が開き、話題になりました。
原因は雨ではなく、水道管の設置に伴うものだったのですが、二つの家に陥没穴が開いてしまったことから「地球がトランプ大統領を飲み込もうとしている」などと冗談をいう人もいるようです。
(↑「マール・ア・ラーゴ」の陥没穴の様子)