「ほうれん草の根元が赤い」←「食べていいの?」料理人の回答に…『早く知りたかった!』
こんにちは、料理人のぱぷちゃんです!
皆さん「ほうれん草」は好きですか?
好きな方は、「旬」をご存知でしょうか?ほうれん草はハウス栽培もされているため、年中スーパーで購入することができます。そのため、『旬っていつだっけ?』と分からなくなりがちですが、ほうれん草は秋から冬にかけて寒い時期に旬を迎えます。ほうれん草は冷涼な気候を好み、高温にとても弱いのです。
また、ほうれん草は、「鉄分」が多く含まれている野菜として有名です!実は、鉄分以外にも「β‐カロテン」や「ビタミンC」、「亜鉛」、「マグネシウム」なども豊富に含まれています。
そんな優秀なほうれん草ですが、根元が赤いものに出くわした経験ありませんか?きっと、初めて見た方は『この赤いのは何?食べても大丈夫なの?』と困惑するでしょう。今回はほうれん草の赤い根元に注目したいと思います。気になる方やほうれん草が好きな方はぜひ、最後までお付き合い下さいね!
今回の目次
- 赤みの正体
- 漫画じゃないよ!「マンガン」だよ!
- 美味しいほうれん草の選び方
- まとめ
赤みの正体
ほうれん草の根元が赤いのは、病気でもカビでも毒でもありません!!
結論から言うと、
赤みの正体は…「ベタシアニン」
ベタシアニンは色素成分であり、ポリフェノールの一種でもあります。そして、ベタシアニンは高い抗酸化作用を持ちます。
また、ほうれん草は根元の赤みが強いほど甘みも強いと言われています。
ちなみに、ドラゴンフルーツには果肉が赤色と白色の2種類がありますが、赤色のドラゴンフルーツには赤い色素としてベタシアニンが含まれています。つまり、赤いドラゴンフルーツは白いドラゴンフルーツに比べて抗酸化作用が高いです。
漫画じゃないよ!「マンガン」だよ!
ほうれん草の根元にはもう1つ素晴らしい栄養素が潜んでいます。その名も
ミネラル分である、「マンガン」です!
マンガンの主な効果は骨の形成にあります。言い換えると、マンガンは骨を丈夫にする働きがあるのです!
ほうれん草100gには、マンガンが約3mg含まれていると言われています。マンガンの1日の目安量は18歳以上の男性で4.0mg、女性で3.5mgだと言われています。つまり、ほうれん草を1日/120gほど食べればいいのです!
※ちなみに、ほうれん草は1束で約200g
【参考文献:厚生労働省「日本人の食事摂取基準」】
美味しいほうれん草の選び方
最後に私から皆さんに“甘くて美味しいほうれん草の選ぶポイント”を3つ伝授します!ぜひ、スーパーに行った際はこの3つのポイントを意識してみて下さい!
★ 葉は色が濃く、厚みがある
★ 茎は太過ぎず、しっかりとしている
★ 根元の赤みが強く、太い
まとめ
- 根元が赤いのは「ベタシアニン」によるもの
- 根元の赤みが強いほど甘みも強い
- 根元はミネラル分である、「マンガン」も豊富
- 甘いほうれん草には3つのポイントがある
- 葉は色が濃く、厚みがある
- 茎は太過ぎず、しっかりとしている
- 根元の赤みが強く、太い
【もっと学びたい人へ】
「大根上部・下部の使い分け」を「X」で分かりやすく解説しているので良かったら、見てみて下さい!