スウェーデン戦当日。2度目の強化遠征に臨むなでしこジャパンの進化を探る(試合前選手コメント)
【強豪・スウェーデンとの親善試合】
5月に新生チームとしてスタートしたなでしこジャパンは、6月のアメリカ遠征に続き、2度目の強化遠征を行っている。
今回の遠征の地は、北欧スウェーデン。今日(21日)の日本時間23時~、グルトフォーゲン・アレーナ(カルマル)でスウェーデン女子代表との親善試合が行われる(BSフジで生中継)。
スウェーデンは女子サッカー強豪国のひとつで、国際大会の常連国でもある。対戦成績は日本が5勝3分4敗とわずかにリードしているが、世界ランクは日本の7位に対して6位と格上だ。
スウェーデンは欧州代表としてリオデジャネイロ五輪に出場するため、本番まで残り1ヶ月を切って、最終調整の段階に入っている。五輪に臨むメンバー18人にはカロリーン・セーゲルら、代表キャップ数100を超えるベテラン選手が5人おり、オリンピック3大会出場の経験豊富なFWロッタ・シェリンもメンバー入りしている。
そのチームを指揮するのは、北京五輪(’08)とロンドン五輪(’12)でアメリカ女子代表を世界一に導いたピア・スンドハーゲ監督。
なでしこジャパンの高倉麻子監督と大部由美コーチは、1995年にスウェーデンで行われた第2回FIFA女子世界選手権に日本女子代表として出場しており、現役時代のスンドハーゲ監督とグループステージで対戦している(●0−2)。
21年ぶりにスウェーデンの地で再会する両監督の対決も見どころとなる。
日本は3月のリオ五輪アジア最終予選で敗れたため、リオデジャネイロ五輪本大会には出られないが、3年後のW杯・4年後の東京五輪を見据えたチーム作りを着々と進めている。
今遠征に臨むメンバーは前回のアメリカ遠征から何人かが入れ替わっており、GK平尾知佳(浦和L)とMF國澤志乃(長野L)が初招集。新体制になってからは、MF京川舞(INAC神戸)、FW田中美南(日テレ)、FW有町紗央里(仙台L)らが代表初参加となった。代表キャップ数100を超えるMF阪口夢穂(日テレ)、FW永里優季(フランクフルト)らベテランが中心となり、3日間の準備期間を経て、いよいよ今夜、スウェーデン女子代表との一戦に臨む。
【3日間のトレーニングを経て見えたチームの進化】
カルマル市は、スウェーデンの南東に位置している。練習用のグラウンドは森と湖が近いのどかな風景の一角にあり、美しく整備されていた。
サッカーをする環境の良さや過ごしやすい気候など、選手からも快適さを喜ぶ声が聞こえてくる。
なでしこジャパンはアメリカ遠征に続き、今回の遠征でも良い緊張感の中で3日間、午前と午後の2部練習をこなした。その雰囲気の良さの理由として、代表に新しく加わった選手たちが積極的な姿勢で練習に取り組んでいるのが印象的だ。与えられたわずかな時間の中で、自分の良さをどんどん見せていこうというアピールが、チームの雰囲気を高めていると感じる。
初日はコンディショニングに重点を置いた軽めのメニューをこなした。
2日目のトレーニングからは強度を上げ、2人1組でのロングパス、ボールキープ、1対1など、個人戦術にフォーカスしたメニューからスタート。2人1組で行われる1対1の練習では、相手を替えながら繰り返し行い、経験の少ない選手とベテラン選手、あるいは初めて一緒にプレーする選手同士など様々な組み合わせを作り、コミュニケーションを深める様子が見られた。
「当てるのではなく、ボールを叩く」
「弓なりのパスばかりじゃなくて、ライナー(性のパス)も入れよう」
「徐々に高さが出てくるようなキックとか、キックの種類を増やしていこう」
練習中は高倉監督と大部由美ヘッドコーチが各選手に絶えず声をかけながら、キックやトラップなど、一つ一つのプレーの「質」の向上を目指す。
誰かが良いプレーをすれば、全員で盛り上げる。ゲームを取り入れたメニューでは笑いが絶えず、監督やコーチも一緒に爆笑する。オンとオフのメリハリがはっきりしていることも、このチームの良さだろう。
特に、新しい選手たちのアピールが光ったのはシュート練習だ。
ペナルティエリアボックスの外からワンタッチでコントロールしてシュートする練習では、それぞれGKと駆け引きしながら、ゴール前のアイデアを競うようにシュートを決めた。また、2対1の数的優位を作る攻撃でも、味方を囮にして自分でシュートを打つ選手が多く、それぞれしっかりと決めきる決定力を見せた。
ゴール前でのシュートへの意識の高さも、高倉監督のチームづくりの特徴と言える。
指揮官は就任時に、今後のなでしこジャパンのサッカーの方向性を聞かれ、こう話していた。
「パスワークをいかしたサッカーの中で、相手のゴール付近でいかに崩すか、ペナルティボックスの中でどう質を上げていくかが非常に大切になると思っています」(高倉監督)
これまで、日本のサッカーはゴール前でも細かくパスをつないで決めようとする傾向が強かった。もちろん、それで決まれば”パスサッカーの美学”とも言えるが、攻撃に人数をかけて奪われた際には、決定機が一気にピンチになってしまう。そうならないために、攻撃をシュートで終わらせることで相手のカウンターを防ぐ効果がある。
パスだけでなく、少し強引にでも「個人の力で決める」という選択を各選手が持つようになった変化は大きいと感じる。あとは、その積極性と決定力を試合で出せるかどうかが大切だ。
ペナルティエリア付近では横山久美、ミドルシュートでは阪口の決定力と技術の高さが光ったが、地を這うような中里優のミドルシュートや、GKの裏をかいた國澤のループシュート、田中の反転からの強烈なシュートなどもグラウンドを盛り上げていた。
そして、練習は「個」の強化から「組織」の戦術練習へと、徐々にシフトしていく。
守備練習では1対1からスタートし、1対2、2対2、3対3と、人数を増やして組織としての守り方や決めごとを確認。最後はGKを入れて9対9の紅白戦を行った。守備も攻撃も1対1ではそれなりに対応できても、複数での対応となると、予測や状況判断にやはり個人の力量差が表れる。
守備面では、元日本女子代表のCBとして長くディフェンスリーダーを務めた大部コーチの指示が効いている。
「寄せた後、そこでもう一度寄せる!」
「(相手がシュートを打つ)角度をなくしていく」
「(守備は1人で)2度追いするのか、(味方を使って)チャレンジ&カバーをするのか、はっきりさせて」
ラインコントロールの細かさと、前線からのハードワークは徹底されている印象だ。球際では強さも求められる。それは経験豊富なベテラン勢も例外ではなく、全員が同じ意図を持って連動しなければ、ボールの奪いどころは定まらない。
「スウェーデンはスピードのある選手がいますし、背の高さを生かしたクロスからの攻撃も持ち味です。そのあたりを潰しながら、日本の良さである、全員が関わりながらゴールに向かっていくという姿勢を見せたいです」(高倉監督)
対戦相手のスウェーデンは、平均身長が171cmと高く、スピード、パワーもある。
だが、高い位置でボールを奪い、ショートカウンターにつなげ、シュートで終わる。そういった場面を多く作れれば、日本のペースで試合を進めることはできるだろう。
5失点を喫したアメリカ遠征2試合の課題を踏まえ、特に守備面はチームとしての積み上げが問われる。とはいえ、アメリカ戦同様、選手たちからは「チャレンジしたい」という言葉も多く聞かれた。このチーム様々なことを試しながらミスを恐れずにチャレンジすることで、自分たちの伸びしろを確認する、そんな90分間に期待したい。
スウェーデン戦に向けた監督・選手コメント
★高倉麻子監督
(スウェーデン戦に向けた3日間の練習を終えて)
この間のアメリカ戦よりも(準備期間が)1日多いということで、時間があるな、と思っていたんですが、やりたいことがすべてできたとは言えないです。でも、みんなでやることはしっかり確認できましたし、チーム一丸となって勝ちに行こうという意識は、しっかり統一できました。前回(アメリカ戦)はまったくの初めてだったので、守備、攻撃のところを含めて大まかな約束事の確認という感じだったんですが、今回はより細かいところで選手の中でも話し合いをすることができたので、選手がもっといろんな状況に対応できるんじゃないかな、と期待しています。
(若い選手とベテラン選手のコミュニケーションについて)
チームとして戦うので、自分自身を分かってもらうことや、お互いの対応を理解することはみんなでやっていこうと話はしました。けれど、自然に、上の選手たちが気を遣って若い選手たちに声をかけてくれているので、すごく助かっています。
(明日のスウェーデンに向けて)
試合に勝つということは大前提で、さらに1つでも2つでも、選手の意思が噛み合っていくような攻撃を見せたいです。選手はそれぞれに良さがあるので、誰を使うか、どういう風に並べるかはすごく悩みますけれど、いろんなことを試したいので、2試合じゃ足りないですね(笑)。自分たち同士で練習していると、(お互いの特徴が分かっている分)良いところを潰し合ってしまうので。どの選手がどういう良さを対外試合で発揮できるのかということは、本番の中で見ていかないといけないですし、良さを本当に引き出してあげるためには時間がかかると思います。
(選手が思い切ってやれていると思いますが、狙い通りですか?)
私自身は選手には自由にやってもらいたいと思っています。規律がないということではなく、ゲームの中でチームの規律は守りながら自分の良さを思いきり発揮してもらいたいですし、そこを噛み合わせていくのが私の仕事です。良いところばっかり出るといいんですが、なかなか、全部がプラスにはならないので。プラスとプラスを合わせて欠けてしまうと悩むんですが、今は失敗を恐れていても仕方がないので。とにかくプラスのものが足されていくようにやっていきたいと思います。
(チームが成長している段階で、ここができれば合格点というラインは?)
アメリカ戦からはまだ少ししか積み上げられていないと思いますが、やっぱり新しい選手が活躍してくれるとプラスは見えやすいと思いますので、期待しています。
★熊谷紗希(DF)
(チームの雰囲気)
新しいメンバーも何人かいるなかで、すごく良い雰囲気で練習もできていると思うし、良い意味で練習の中で笑顔が見えていると思います。
(新しい選手とのコミュニケーション)
上手く取れていると思います。新しい選手たちも積極的にチームに入り込もうとしてくれているので、そういった意味でチームとして全員が良いコミュニケーションを取れていると思います。
(前回のアメリカ遠征は2試合で5失点。今回の2試合で求めることは)
アメリカ戦では、チャレンジした中での5失点とはいえ、5失点は5失点。そこはすごく反省すべきところだし、次に繋げていかなければいけないところです。ただ、ここでチームが完成するわけではないので、そこは理解した上で、エラーを恐れず積極的にチャレンジしていきたい。そこも監督が求めているところだと思います。アメリカでの1戦目は意識してラインコントロールができたので、続けていくことと、ミスからの失点が多いので、練習の中から共通意識を持って確認しています。
(新しいチームになって変わったところ)
自分たちが前から勝負するところの意識づけは一番変わったと思います。チャレンジしない選手はピッチに立てない。監督にも求められているところですし、意識しています。ズルズル下がるのではなくて、前で勝負できるところ、戦うところをしっかり戦うというところは、(チームとして)もっともっと変わっていかなきゃいけないし、私もピッチの中で見せていけたらと。
もちろん全員が勝利に向かっていますが、そういった中でも今はチャレンジすることがすごく大切だと思いますし、その中で初勝利がついてきたらいいな、と思っています。
★阪口夢穂(MF)
(新生チームで変わったこと)
特に守備の部分は変わったと思います。攻撃のところは選手個々のアイデアを生かすことを求められていますが、守備ではラインを高くすることや、人に強くいくところは求められています。相手はオリンピック前ということで、それなりにチームが出来上がっていると思うので。どこまでできるかは分かりませんけれど、楽しみです。高倉監督になってからまだ勝利がないので絶対に勝ちたいですし、内容ももう一回試合を見たいと思ってもらえるような試合をしたいです。スウェーデン?来たことがあると思うんですが…うろ覚えなんです。
★永里優季(FW)
(新しいチームで自身チャレンジしていること)
ポジションをFWから中盤、サイドハーフだったり、ポジションが変わっていく中で、自分自身のプレーの幅をこのチームで広げていけるようにすること。自分が生きるというよりも、周りの選手をもっと生かしてあげられるようなプレーや言葉のかけ方や、モチベーションを上げるプレーなど、そういった部分を今回は意識しています。
(スウェーデン戦への意気込み)
この間のアメリカ戦も踏まえて、この試合も、すべてが3年後のW杯、4年後の五輪につながる一つのゲームとして捉えた時に、そこから逆算して今の自分たちの位置を確認しながら、さらに現状を分析して、そこにたどり着くまでにどういった道筋を辿っていけば良いのか。そういったものを明確にしていけるようなゲームにしたいと思います。スウェーデンはオリンピックに出るチームなのでかなり良い準備をしていると思います。自分たちは準備期間は少ないですけれど、まだまだ成長できるというところを見せられるように全力で頑張りたいです。
(若い選手へよく声をかけていますね)
國澤選手は同じ部屋です。若い選手といえども、同じ代表に入ったらそういった自覚、責任を持って頑張ってもらいたいですし、上の選手を脅かすようなプレーをしていってもらいたいので、出来るだけコミュニケーションをとっています。細かい「質」へのこだわりやポジショニングなど、個人戦術の部分で伝えられることは伝えています。私は海外で今7シーズン目になるんですけれど、そういった部分で、海外でチャレンジすること、勝負することの大切さとか、そういった面で人間的にも成長できるということの大切さも伝えていきたいです。
★宇津木瑠美(MF)
(新チームで新たに求められていること)
今まで年齢が中堅だった選手が上になったので、個人のスキルというよりは、チームを作る上でどういう立場でやるかを学んでほしいと(高倉監督からは)言われています。それはもちろんプレーで表現することもあれば、ピッチ外で表現することもある。両面を求められていると思います。
(新たなチャレンジに自信を持つためにも明日の試合は結果が重要になるのでは)
まだ手探りなところもたくさんありますが、結果は分かりやすくシンプルなことなので、勝ちたいという気持ちは持ち続けています。今までなら、宮間選手が良いキックを持っていて試合の中で何度も救われる部分などがありましたけれど、今はまだキッカーや、誰に合わせるかということも明確には決まっていないので。誰がキッカーで、誰が競り勝てるのか、ということも試合の中で試していきたい。サッカーの得点の多くはセットプレーから入っているので、こだわっていきたいです。私は今まで何度もスウェーデンと試合をしていますし、以前のチーム(モンペリエ)で一緒だった選手もいるので。親しみのある相手ですから負けられないですし、お互いに力を出し合う良い試合をやって、勝ちたいと思います。
★有吉佐織(DF)
(チームの雰囲気の良さについて)
そういう雰囲気を作るのは経験のある選手ですし、若い選手や新しく来ている選手たちも積極的にやってくれるので。思いっきりやってくれた方が良いパフォーマンスにつながるし、それがチーム力にもつながっていると思います。
(守備の積み上げについて)
前からプレッシングにいって、ラインもコンパクトに保つところはアメリカ遠征から継続しています。中盤も一緒にラインを上げることや、全体のコンパクトさを保つために、しっかり後ろが押し上げて前の選手を出すというところは継続しています。お互いの距離感などはよくなりました。隣で組む選手によって多少タイミングが変わったりもしますが、ちょっとずつやれることを増やしていっている感じです。
(裏に抜ける選手をよく見ている?)
それは自分の課題でもあるんです。ベレーザの時も、わりとショートパスでつなぎがちで、近いところにボールをつけがちなので、なるべく遠くを見ようという狙いはあります。近くをつけながらも、ここにも出せるんだよ、ということを見せられるので。
(スウェーデン戦への意気込み)
国際大会での対戦はないですが、2年前ぐらいのスウェーデン遠征などでも対戦しています。わりと、前の選手がシンプルに前に走ってきて、縦に速いイメージがるので、蹴らせないように前の選手をプレッシャーにいかせつつ、後ろは頑張ってコンパクトにしていきたいと思います。
★山下杏也加(GK)
スウェーデンに対してはクロスから点を入れられたくないと思うので、なるべくチャレンジして、そこから攻撃に飛び出したいです。
(リラックスして堂々とプレーできているのでは)
最初になでしこジャパンに入った時よりは、自分のことをみんなが分かってくれるようになって、自分が自分らしくいられる分、素でいられるんだと思います。以前は縮こまっていた部分もあったんですが、だんだんみんなが理解してくれるようになって、雰囲気作りもした方が良いのかな、と思うようになりました。
(今回は平尾選手によく声かけをしていますね。心の余裕も出てきた?)
余裕はないんですけれど(笑)ガチガチの雰囲気の中では自分のスタイルがなかなか出せないんですが、今は自分が(GK3人の中で )年齢も真ん中になりました。自分が一番年下だった時のことを思い出して、緊張しすぎないように、馴染めるようにしてあげたいなと思ったので。(平尾)知佳も縮こまるタイプではないので、楽しそうで良かったです。
★千葉園子(MF)
(今回のスウェーデン戦で見せたいプレー)
アメリカ遠征で、アメリカと試合をした時に全然落ち着いてボールが持てなくて、慌てて空回りしてミスをしたり、もうちょっと落ち着いたら前を向いて仕掛けられるのに慌ててパスをしたりしたので、もう少し落ち着いてプレーしたいと思います。U-23でラマンガに行った時に初ゴールを決めた相手がスウェーデンなので、同じ相手にまたゴールを決めたいと思います。自信があるわけではないのですが、そういうジンクスというか、スウェーデンだったらいけるかも?みたいな感じがちょっとだけあります(笑)出させていただけるのなら、ゴールを目指して積極的にプレーしたいですし、前線からのハードワークと裏への飛び出しは見せていきたいです。
★國澤志乃(MF)
(なでしこジャパンの練習に初めて参加して)
本当に、1人1人のレベル、足元の技術がしっかりしていて、判断の速さや正確さもすごく高いと感じています。先輩はみなさん気さくに話しかけてくれて、とても良い雰囲気の中でやれていると思います。緊張はしないんですが、レベルの高さに圧倒されながら必死で食らいついている感じですね。特に、判断の早さや見ている視野はとても勉強になります。
(試合で表現したいストロングポイント)
守備面でのボール奪取や守備範囲の広さを出していきたいです。長野ではいつもホームでたくさんの応援をいただいていますし、せっかく代表に呼んでいただいたチャンスなので、自分のプレーを精一杯やりたいと思います。
★村松智子(DF)
(アメリカ遠征からこれまでに手応えを得ている部分)
初めてチームが立ち上がった試合で、失点ゼロに抑えたかったので、(2試合で)5失点はとても悔しかったです。ただ、その中でもラインコントロールなどできたところもありますし、あとは最後のゴール前で身体を張るところや、球際の強さはもっと突き詰めていかないといけないと感じました。自分が強みにしている、最後のところでやらせないこと、特に足の速い選手に対する裏の対応はどんどんアピールしていきたいです。