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車中泊やキャンプで使える温水式シャワールームの作り方!ポンプ選びと温水の作り方も合わせて紹介

たびんちゅや節約キャンプ旅研究家

車中泊の旅では、お風呂探しに苦労されている方は多いと思います。

大衆浴場を見つけて、現地に着いたら定休日だった…

なんてことは良くありますよね。

もし、車にシャワールームがあれば良いのになぁ〜と思うこともあるでしょう。

ならば、実際にマイシャワールームを作ってみるのはどうでしょう?

実は3つのアイテムを揃えるだけで携帯用のシャワールームを作ることができるのです。

この記事では持ち運べる温水シャワールームの作り方を紹介します。

シャワールーム作りに必要なアイテム

シャワールームを作るのに必要なアイテムは以下の3点です。

・ポップアップ式お着替えテント
・充電式電動シャワーポンプ
・折りたたみ式バケツ

ポップアップ式お着替えテントは広げると約5秒で完成するので簡単に設営できます。

ただ、畳む時はコツが必要なので慣れるまで撤収に時間がかかるかも知れません。

そして、USBで充電できるシャワーポンプは手元で水量調整ができるタイプが おススメです。

お湯を節約できれば、10リットルの温水でもシャワーを浴びることが出来ますからね。

あと、折りたたみ式のバケツは20リットルくらいの容量があれば問題ありません。

シャワー用の温水を用意する

温水シャワーを浴びるには肝心の「お湯」が必要ですよね。

そこで、自動車のエンジン熱を利用して お湯を作ります。

ワゴンタイプの軽自動車の多くは運転席と助手席の下にエンジンがあり、長時間のドライブをしているとシートの床面が熱くなるのです。

なので、助手席の後ろあたりにウォータータンクを置いておくと勝手に温水になります。

熱いお湯にはなりませんが、人肌よりも温かいです。

ポイントとしてゴム製のフロアマットをめくって熱がウォータータンクに伝わりやすくすること。

更にウォータータンクの上にシュラフやブランケットを被せて保温効果を高めても良いでしょう。

もし、もっと水温を上げたい時は太陽の熱で温める方法もあります。

熱吸収率の高い黒色の折りたたみ式のバケツなら、水を入れて陽に当たる場所に2時間ほど放置しておけば水温が40度以上に上昇します。

設置方法

まず、ウォータータンクのお湯をバケツに移します。

そして、お湯の入ったバケツが倒れないようにカラビナでバケツの取っ手を後部座席のヘッドレストに固定します。

固定出来たら電動シャワーポンプをお湯の中に沈めます。

次にシャワーテントを設営します。

自動車のバックドアの下にシャワーテントを入れるだけなので簡単です。

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もし、風が強い時は自動車のフロント部分を風上に向けて、シャワーテントの設置面の四隅をペグダウンして固定します。

あと、シャワーテントと車の間に人が横向きで入れるくらいの隙間を作っておくと出入りが楽になります。

そして、テントのドアは車内側に向けておきます。

理由は、テントのドアが車内側に向いていれば出入りする際に外から見えず、着替えを車内から簡単に取ることが出来るからです。

あとはS字フックを使ってシャワーヘッドをテントの上部に引っかけるだけです。

使い心地

電動ポンプは噴射の勢いがあります。

特に旅で疲れた時に温かいシャワーを浴びると生き返った気分になります。

もし、体や頭を石鹸で洗いたい場合はペット用のバスタブを使うと良いでしょう。

バスタブを使えば排水が自然界に流れ出さないので安心です。

そして、バスタブに溜まった温水はバケツに入れて運び、浄化槽や下水施設に接続されている流し台へ排水します。

最後に

車中泊ポイントに到着する前に車両の乗り入れが出来る広い河川敷海岸に行ってシャワーを済ませれば人目を気にすることもありません。

持ち運べる温水シャワールームがあれば、日帰り入浴施設を探す手間や入浴料も必要ないので時間とお金に余裕が生まれます。

ご参考までに。

節約キャンプ旅研究家

お金を掛けずにキャンプや車中泊をしながら野宿旅を楽しむ方法や旅のトラブル対策などを紹介しています。 他にも自作のキャンプ道具やキャンプ・車中泊の裏技なども発信しています。

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