棋士と記者の二刀流・一力遼棋聖が絶好調
一力遼棋聖が絶好調だ。井山裕太本因坊に挑戦している本因坊戦七番勝負での2連勝を含め、現在16連勝中と止まらない。一力棋聖は碁が強いだけでなく、なんでもできちゃう好青年。棋士の世界では奇特な存在だ。
棋士は個性が強い、強い棋士はさらに強烈、という印象がある。
酒に溺れ、本妻のほかに家庭を持ち、多額の借金を作った藤沢秀行名誉棋聖はさすがにほかに例を見ないが、歴代の名人を見ても際立つ個性の持ち主ばかりである。
最近の若者は真面目でしっかりしている人が多く、無頼派と呼ばれるような棋士はほぼ絶滅危惧種になったといえよう。
とはいえ、強烈な個性がなくなった訳ではない。
すごい一力遼棋聖
一力遼棋聖は、棋士と会社員(「河北新報」記者)の二刀流というだけでも異色の存在。
そして、棋士に珍しく(?!)「ちゃんと」している。そこが強烈な「個性」なのだ。
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