名古屋市中川区にある「kissa hitonoto.」は、ご夫婦で営まれている人気の喫茶店です。地下鉄八田駅から徒歩10分の距離にあり、車でも1台分の駐車スペースが用意されています。2021年の開店以来、地域の常連客を中心に支持を集め、今年で3年目を迎えた繁盛店です。お店の雰囲気は家庭的でありながら、手際の良い厨房の動きに心地よさを感じます。営業時間は7:00～17:00までで、モーニングは7:00〜11:00、ランチタイムは11:00〜14:00。朝早くから営業しているため、仕事や学校の前に立ち寄るお客様も多いです。

この店独自のオリジナルメニューである「ごパン」が看板メニューのひとつです。「ごパン」という名前は、一度聞くと忘れられないユニークな響きが特徴です。実際には米粉を使っていないものの、この名前にはお店ならではの遊び心と、日常の食事に新しい楽しさを提案したいという思いが込められています。「ご飯」と「パン」という日本と洋食、それぞれの日常的な食材を掛け合わせることで、通常のパン食よりもボリューム感や満足感を得られることを強調しつつ、食べる人に驚きと笑顔を届けたいという気持ちが反映されています。この名前が、お店の個性を引き立てるだけでなく、訪れる人々に親しみやすさと新しい食体験を提供しています。

14時過ぎのリラックスタイム

今回、私が訪れたのは14時を少し過ぎた時間。ランチの時間は終わっていましたが、代わりにカフェメニューとして「モカモカブレンド」（税込540円）と「ごパン」を2種類いただきました。モカモカブレンドは中深煎りのブレンドで、酸味が少なく、飲みやすい味わいが特徴。ほんのりとした苦味が、後味にほどよいアクセントを加えます。グラスに注がれたコーヒーは、見た目も美しく、カフェタイムにぴったりの一杯です。

そして、今回のお目当てである「ごパン」。今回は9月限定の「生姜焼きごパン」（税込890円）と「ヘルシーなツナトマトのごパン」（税込860円）をいただきました。生姜焼きごパンは5枚切りの食パンを使用したボリュームたっぷりのサンドウィッチです。辛みの効いた生姜焼きがパンとよく合い、食欲をそそる一品となっていました。ヘルシーなツナトマトのごパンも、ツナの濃厚な味わいとトマトのフレッシュさが絶妙にマッチしており、軽めのランチや午後の軽食にもおすすめです。どちらも見た目以上に満足感があり、食べ応えがあります。

ファミリーにも嬉しい広々空間

店内にはカウンター席とテーブル席があり、家族連れにも優しい設計となっています。私が訪れた時間帯は混雑しており、カウンター席で食事を楽しみましたが、落ち着いた空間でゆったりとした時間を過ごすことができました。テーブル席も広めで、家族や友人と一緒にゆったりとカフェタイムを楽しむのにも最適です。朝のモーニングメニューや、ランチタイムにはより多くの料理が楽しめるので、早い時間帯に訪れてみるのもおすすめです。

名古屋拠点のフリーの絵描き「ながつかゆうか」さんの個展

「kissa hitonoto.」では、カフェタイムをさらに彩る素敵な展示も開催されています。スタジオパブロにて、アニメ「ワンピース」「ダンス・ダンス・ダンスール」「劇場版プリキュア」などの背景を描いてきた経歴を持つ、名古屋在住のフリーの絵描き、ながつかゆうかさんの個展が9月29日まで開催されています。アニメ背景を描く実力派の彼女が手掛けた独創的で美しい絵画を、店内でゆったりと鑑賞することができます。個展の作品は、繊細で力強い色使いが特徴で、見る者の心に響く力があります。店内で美味しいコーヒーを味わいながら、運命的な一枚の絵に出会うことができるかもしれません。

まとめ

「kissa hitonoto.」は、コーヒーと独創的なごパンを楽しめる、地元で愛されるカフェです。手際の良い夫婦のサービスと、温かい雰囲気が居心地の良さを感じさせてくれます。モカモカブレンドの優しい味わいと、ボリューム満点のごパンが、訪れる人々を魅了します。そして、ながつかゆうかさんの個展も楽しめるこの時期、アートとコーヒーの融合を堪能してみてはいかがでしょうか？カフェタイムを過ごすだけでなく、心に響く作品に出会えるかもしれません。

ぜひ、この機会に「kissa hitonoto.」を訪れて、アートとカフェの素敵なひとときを楽しんでください。