【もう迷わない】ワインショップのワインの選び方&聞き方
※お酒は20歳になってから
クリスマスや年末に「迷わず」ワインを買いたい
年末年始やクリスマスなどのイベントシーズンに気になるお酒がワイン。一方で、ワインショップに行ったときに、店員さんに何を聞いていいかわからなかった…。高いものを薦められそうで聞けなかった…。という経験はないでしょうか
そんな方に、ワイン初心者でも迷わない!ワインショップのワインの選び方&お店の方への聞き方をまとめます。
ワインを普段飲まないなら「日本ワイン」を選びたい
近年、品質が大きく上がり、かつ、値上げの波も抑えているのが日本ワイン。従来は、国産ワインは海外のブドウを用いても「国産」と名乗ることが可能でしたが、このルールが厳格されたことで台頭したのが、日本産のブドウを日本内でワインにした日本ワインです。
日本ワインの多くは、比較的「渋み・苦み」を抑えた作りが多いといえます。重くて渋苦いのがちょっと…という人の拠り所になるカテゴリの一つと言えるでしょう。最近は、百貨店やデパートでも日本ワインコーナーというのが当たり前に設けられてきました。今年は、日本のワインに注目してみるのはいかがでしょうか。
日本ワインのおすすめ銘柄
比較的、品ぞろえとしても見かける事が多いおすすめの銘柄は以下です。
①深雪花 赤(軽口め/赤)
②ドメーヌコーセイ503メルロ(しっかり重め/赤)
③三次ワイナリーTOMOEメルロ(やや重い/赤)
④都農ワインキャンベルアーリー(甘口/ロゼ)
ワインショップで「避けるべき」聞き方
続いては、ワインショップの店員さんへの聞き方として「避けるべき」ワードをお伝えします。特に今まで、店員さんのおすすめを聞いたけど、なんだかしっくりこなかった…という経験がある方はぜひご確認ください。
【これNG!】「すっきりフルーティーなワインください」
多くのワイン初心者からすると、フルーティー=甘口めのもの、という味わいを想像する事でしょう。一方で、ワイン通の方(ソムリエ等)に「すっきりフルーティー」と聞くと、辛口のワインを薦められる可能性があります。フルーティーという単語を「果実味・飲みごたえ」という解釈をされるケースが多いため、誤解を生むこの聞き方はおすすめしません。
【これNG!】「一番のおすすめをください」
ワインは千差万別で好みも多く分かれます。しっかり重めがお好きな方、軽やかで華やかなものなど、赤ワイン一つをとっても幅が広すぎるのです。ざっくりと「おすすめ」を聞くのは非常にギャンブル性の高い聞き方でおすすめしません。
ワインショップ店員さんへの効果的な聞き方
ではここでは、最低限抑えるべき、ワインショップにおいての聞き方・伝え方を知りましょう。
①これを伝える!「ワインの予算」
まずこれは絶対です。2千円でも3千円でもいいので、予算は正直に伝えましょう。というのも、ワインは高額なことがあたりまえ。気持ちは3千円なのに、「こちら大変人気のワインでして」といわれ、8千円の銘柄を薦められたらどうしましょう。ワインは2~3千円でも素晴らしいものはたくさんあります。見栄を張って5千円越えのワインをいきなり買う必要もありません。予算は絶対条件です。開口一番お伝えするようにしましょう。
②これを伝える!「ワインの色」
具体的には「赤、白、ロゼ、オレンジ」などの色です。これにスパークリングワインか否かも足しましょう。特にホリデーシーズンの時は、多くの方がスパークリングワインで乾杯をしたいはず。そのような時に、白ワインを薦められても気分が盛り上がりません。これも忘れずに伝えるべきです。
③これを伝える!「甘いか、辛口か」(白ワイン)
白ワイン、もしくはロゼワインは、甘いか辛いかは絶対伝えましょう。具体的には
- すごく甘い
- やや甘い
- 辛口
のいずれかの言葉から選ぶのが無難です。先ほども申し上げた通り「すっきりフルーティー」は基本的に「辛口」が出てくるのでNGワードです。甘いか辛いかのギャップは埋めておくべきです。
また、漠然と「甘い」とお伝えする際も注意です。世の中にはデザートワインと呼ばれるシロップのように甘いワインもあります。アイスワイン、貴腐ワインなどはその代表格です。そのため、甘いと指定したはいいが、甘すぎるというケースがあるので注意しましょう。ワイン初心者の方には、デザートワインは強くおすすめできるジャンルの一つです。
④これを伝える!「渋さと重さ」(赤ワイン)
赤ワインにおいては、重口か軽口か、そして、渋さの有無は別軸で考えておくと、ギャップが埋められます。
- しっかり渋い
- 渋さは控えめ
- どっしり重い
- 軽口
を伝えるようにしましょう。これは、重くても渋さ控えめのワインがあるためです。
これで、ワイン選びに迷わない
①〜④を組み合わせると「予算2千円台で、白で、やや甘いワインください」といえばドイツの白ワインをおすすめされるケースが多いでしょう。そして、「予算3千円で、赤で、重くて渋さ控えめ」といえば、アメリカかイタリア南部のワインがおすすめされる可能性が高いでしょう。
これにより、みなさんのワイン選びにおいて、グッとその溝を埋められるはずです。ぜひ参考にしてみてください。