天草大王や朝びき鶏など厳選された素材を炭火で焼き上げる技。和モダンな空間でいただく絶品やきとり。
祝!10周年!
住吉通の住吉バス停の目の前にある〈やきとり〉の名店「やきとり 稲田」。2024年11月29日に10周年を迎えたお店は、予約困難な人気店としても有名。天草大王や朝びき鶏といった厳選された素材のやきとりをはじめ、野菜焼きや一品料理、さらにごはんものまで、絶品メニューを堪能できます。博多駅からも徒歩10分程度という好アクセスも嬉しい。
〈やきとり〉といえば、博多の名物のひとつ。それもそのはず、焼き鳥屋が多い都道府県で福岡県は第一位であり、福岡市内だけでも500軒を超える焼き鳥店があります。その中でも「うまい!」と思えるお店は限られます。
この「やきとり 稲田」は、あの博多を代表する名店中の名店「八兵衛」から独立したお店。素材のこだわりや焼きの技はもちろん、さらには器や癒しの空間まで、美味しい焼き鳥を追求し続けています。そのこだわりは、10周年を迎え、さらに磨きがかかっています。
店内は和モダンでオシャレな上質な空間。この雰囲気だけでリラックスできます。また、店員さんの対応や細かな声掛けも素晴らしい。このトータル的な癒しの空間も「稲田」の魅力。カウンターが中央に並び、入口側にテーブル席と、さらに奥には個室もあります。いろんなシチュエーションに対応できる造りです。
まずはお通しとキャベツ。一般的な焼き鳥屋さんは、大皿にキャベツをドンっと盛り付けますが、小鉢で提供するのもオシャレ。このあたりに、ただ美味しさだけではなく、ビジュアルにもこだわりを感じます。
やはり焼き鳥を楽しむならカウンター。この目の前で焼きあがるのを眺めているのも楽しい。こだわりの炭火で焼き上げる、ここに技があります。立ち上る煙を纏わせながら、塩やタレで味付けをしていく。ただ焼くだけではない、素材の良さを存分に引き出す技なのです。
この焼き上げる技をご覧ください。焼き場はきちんと区切られており、カウンター席に煙が舞い込むことはありません。これも上質な空間を作り出しながら、焼き上げるライブ感も楽しめる粋な演出です。
やきとりメニューをアラカルトでいただきます。天草大王のかしわ・ささみ・ふりそで。そして朝びき鶏のぼんじり・せせり・砂ズリなどなど。このお皿もまたモダンな感じで、より美味しくいただけますね。厳選した素材の良さと、炭火で焼き上げる職人技は味にそのまま伝わり、どのメニューもそれは絶品な味わいです。
天草大王とは
かつて、熊本には「天草大王」という我が国最大級の鶏が飼育され、「博多の水炊き」用として、たいへん珍重されていましたが、昭和初期頃に絶滅してしまいました。そこで、1992年から「ランシャン種」に「大シャモ」、「熊本コーチン」を交配し、特に発育と羽色に重点を置いて選抜交配を繰り返し、2001年10月に10年の歳月をかけて復元することができました。
「天草大王」は100日以上もかけてゆったりじっくり肥育しますので、肉量も多く、「弾力のある歯ごたえ、コクのある味」はどれをとっても一級品です。
朝びき鶏とは
鶏肉は牛肉や豚肉と違い、捌いた瞬間から熟成や腐乱が進行するため、より新鮮で美味しくするために、朝に締めた鳥をその日のうちに捌きます。
これを「朝びき」といいます。捌いてから食するまでの時間が短ければ短いほど美味しいとの事です。
その日に捌いた朝びきの鶏肉は弾力のあるさわやかな旨味が味わえます。
美味しい焼き鳥を堪能しながら、この日は周年祭でもあったため、お刺身もいただくことができました。
さらにはバゲットにパテが盛り付けられたメニューも。焼き鳥のみならず、他のメニューも美味しいものばかり。やはり料理の腕は全てにおいて一流ですね。
ハイボールを片手に絶品焼き鳥をいただく。お味も雰囲気も堪能できる最高の時間を過ごすことができました。
博多に数多く存在する焼き鳥屋さんですが、せっかくなら美味しくオシャレにいただきたい。そんな時は「やきとり 稲田」おススメです。現在は、高砂にも2号店の「那のかど」も展開しています。モダンで上質な焼き鳥は、デートや記念日なんかにもバッチリ。博多駅にも近いアクセスですから、博多を訪れた際にも、ぜひ一度味わってほしい名店です。
やきとり 稲田
住所:福岡県福岡市博多区住吉3丁目5−3
営業時間:17時00分~23時30分
定休日:不定休
アクセス:住吉バス停より徒歩1分
駐車場:近隣有料