街中にありながらも、あまり知られていない隠れ家的な食事処があるのをご存じでしょうか。

以前は麺処としてうどんやそばなどをメインとして営業していましたが、今は、昔ながらのなつかしい味の親子丼などの食事を提供している「味里」をご紹介します。

高知市本町１丁目にある「味里」へは、とさでん交通「堀詰駅」から南へ徒歩で３分ほどの場所にあります。

本町一丁目の交差点を南へ進むと「セブンイレブン高知本町２丁目店」が見えてきます。この交差点をもう少し南へ進んだ「竹下病院 訪問看護ステーション芽生」の向かいにあります。

青いテントに小さく「味里」の文字が見えます。

外から店内の様子が見えないこともあり、初めて訪れる場合は少し抵抗を感じるかもしれませんが、暖簾をくぐり店内に入ると「いらっしゃい！」と、気さくな女将さんが笑顔で迎えてくれました。

カウンター席のみで「昭和の食事処」を思わせるような、なつかしい雰囲気です。

以前は同じ建物の隣に『藤田麺業』という製麺所があり、麺処として営業されていたのですが、今は製麺所はやめられたそうです。

今は女将さんお一人でお店を切り盛りされています。

駐車場はお店の隣と市営駐車場の32番があります。分かりにくい場合は確認してください。

駐車場が空いていない場合は、近隣に有料駐車場もたくさんあります。

昭和の食事処でよく見かけていた、一品料理が入ったショーケース！

この日は売り切れていたので少ししかありませんが、「スタミナおむすび（120円）」や「日替わりのおかず（110円）」があるので、プラスして食べている方もいらっしゃいました。

壁に貼られた手書きのメニューが、なつかしさを感じます。

丼物やそばなどの麺類もあります。

近隣の会社に勤められている方も見かけましたが、毎日通えるお手頃価格なのがうれしいですよね。

「親子丼」を注文しましたが、「普通でいい？」と聞かれたので、「小もありますか？」と聞くと、小も出来るということだったので「親子丼（小）（520円）」にしました。

おそばの入った汁物とお漬物がついてきました。

「これで小ですか？」と聞くと、「まあだいたいよ！」と笑いながら話てくれました。小でも女性ならお腹いっぱいになります。

ふわふわというよりも、しっかりと卵に火が入っています。味も濃いめでした。

こちらは「かもなんば（680）」に「スタミナおむすび（110円）」をつけてみました。

そばの出汁はあっさりしたやさしい味で、最後の一滴まで飲み干せます。

常連のお客さんが多く、初めて訪れたので色々と戸惑いましたが、お客さんがお茶はここにあると教えてくれたり、おすすめメニューなどのアドバイスをしてくれり、親戚の家に行った感覚になりました。

どこかなつかしさを感じられる食事処「味里」は、「ただいま」と言いたくなるような親しみを感じられる雰囲気で、ふらりと立ち寄りたくなります。

ぜひ、昔ながらのなつかしい味を食べに訪れてみませんか。