塩水で洗うだけ?旬のいちごを美味しく長持ちさせる保存法3つのコツ
こんにちは、気象予報士&食養生アドバイザーのお天気ママです。
いちごの美味しい季節になりました。
本来いちごは、晩春から初夏にかけて旬でしたが、
ハウス栽培が主流になった現代では、
出回りはじめの1月頃がもっとも美味しいと言われています。
そこで今回は、
美味しく!驚くほど長持ちする洗い方と保存法を3つのポイントに分けて紹介します。
①塩水であらう
いちごを一番美味しく食べられるのは、
いちご狩りの時のように、収穫後すぐに洗わずに食べるですが、
輸送中や店の売り場で、汚れや雑菌がついてしまっています。
そこで洗う時は、塩水がおすすめです。
浸透圧で水っぽくなりにくく、
スイカに塩をかけて食べると甘く感じるように、
いちごも塩味をまとうことで、より甘く感じられます。
また、雑菌が繁殖しにくくなるので、色が良く日持ちもするようになります。
塩の量は、ボール1杯の水に対して、小さじ1弱。
塩水にいちごを入れたら、塩水を大きく数回かき混ぜて汚れを落とし、
すぐにザルにあけます。
塩水とは言え、長く浸すと、味が落ちるので手早く洗うのがポイントです。
実際、塩水で洗ったものと、真水で洗ったものを食べ比べてみると、
塩水で洗ったいちごのほうが、甘く美味しく感じられますよ。
②早めに洗ってヘタをとる
手ごろな値段のいちごは、パックに上下重なって隣同士がくっついて入っていますが、
この圧力のかかった部分から傷んでしまいます。
またいちごは、しばらく置くと色素が強く出たり、
酸味が和らいだりすることはありますが、追熟はしないので、
収穫後は糖度が高くなることはありません。
このことからも、早くパックから解放して洗って、
雑菌の繁殖しやすいヘタをとり除いたほうが好ましいです。
③頂果部を上で冷蔵保存
いちごは、先端の頂果部ほど糖度が高く柔らかいので、傷みやすい特徴があります。
糖度の低いヘタがついていたほうが下で、頂果部を上にして、
深めのタッパに入れて蓋をして冷蔵保存します。
冷蔵庫で保存すると日持ちがして美味しく食べられますよ。
■驚くほど長持ちする
上の写真は、3つのポイントを実践したいちごの1日目と冷蔵保存で5日目の比較です。
傷んでいるところは全くなく、きれいな色も保たれています。
味も酸味が和らいだように感じられ、とても美味しく食べられました。
■まとめ
いちごを美味しく驚くほど長持ちさせる洗い方と保存法を紹介しました。
ちょっとの工夫と手間で、驚くほど長持ちして美味しさが続きますよ。ぜひ試してくださいね。
執筆/レシピ:お天気ママ(石田よしみ)
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気象予報士/国際中医薬膳師/健康気象アドバイザー/食生活指導士